前へ 1 2 3 次へ

ゲーミングPC「NEXTGEAR-NOTE i770SA2」レビュー

鮮やかで高速!マウスがNTSC比95%液晶のGTX670MX搭載ノート

文●相澤正誠

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

フルHD解像度でもバリバリ動く!ベンチマークで3D性能をチェック

 ここからは、実際の性能をチェックしていこう。今回試用したのは、「NEXTGEAR-NOTE i770SA2」のWindows 8 64bit搭載の標準構成(12万9990円)から、光学ドライブを「ブルーレイディスクドライブ(BDXL書込対応)」(追加7980円)に変更したもの(価格は1月27日現在)。また、スケジュールの都合上、HDDは通常の1TBタイプではなく、500GBとなっている。

 まずはWindows 8の快適さの指標となる「Windows エクスペリエンスインデックス」はすべて7以上と、高い数値を出している。ベンチマークについては、定番の3Dベンチマーク「3DMark11」、PC全体の性能を測定する「PCMark7」のほか、「バイオハザード5」「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」と実際のゲームを使ったものを選んでいる。

Windows 8のWindows エクスペリエンスインデックス

「3DMark11」と「PCMark7」

 比較的古いベンチマークとなるDirect X10対応の「バイオハザード5」では、フルHD解像度でも十分快適に遊べる数値を出している。

バイオハザード5 ベンチマーク テストタイプB(DirectX 10)

 次はサバイバルホラーFPSである「S.T.A.L.K.E.R.:Call of Pripyat」のベンチマーク。DirectX 9/10/11に対応するタイトルで、今回はDirect X11モード(解像度は1920×1080ドット)で測定した。このベンチでは、同じマップで時間帯などの設定を変えた「Day」、「Night」、「Rain」などでテストが行ない「SunShafts」では描画負荷がもっとも高くなる。

「COP_Middle」(S.T.A.L.K.E.R.:Call of Pripyat、DirectX 11モード)

「COP_Ultra」

 さすがに、もっとも負荷の大きい「SunShafts」では数値が落ち込んでいるものの、ほとんどのシーンで、アベレージは60fpsを超えている。Direct X11世代のゲームでもフルHDの解像度でプレイできるのは魅力だ。

CPUとストレージの性能も確かめる

 続いて、「NEXTGEAR-NOTE i770SA2」のCPUやストレージの性能も見ていこう。CPUのベンチマークには、CPUの演算性能比較の定番「CINEBENCH R11.5」を使用。ストレージについてはデータ転送速度の測定ソフトとして定番となっている「CrystalDiskMark v3.0.2e」を利用した。

CINEBENCH R11.5

「CrystalDiskMark v3.0.2e」(mSATA接続のSSD)

「CrystalDiskMark v3.0.2e」(HDD)

 前述の通りHDDは標準モデルと異なっているため、「CrystalDiskMark v3.0.2e」(HDD)の結果は参考値として見てほしい。

 CPUについては、8スレッドでのスコアは6.40pts、1コアでのスコアは1.42ptsと、8スレッド時は1コア時よりも約4.5倍となった。8スレッドが有効に働いているのがわかる。ゲームはもちろんのこと、動画編集やエンコードなど負荷のかかる処理もこなせるのもマシンといえる。ストレージのデータ転送速度については、SSDはシーケンシャルリード、ライトともに200MB/秒を超えた。2.5インチサイズの最新SSDに比べると、それほど高いスコアとはいえないが、HDDとの差は歴然。OSの起動や動作の快適度を求めるなら、やはりSSDだろう。

高性能、高画質、高音質と3拍子そろった完成度の高い1台

 「NEXTGEAR-NOTE i770SA2」には色再現率の高い鮮やかなフルHD液晶、最新ゲームも十分快適に遊べる3D性能、高音質なスピーカー、剛性が高く安心して使えるキーボードとゲームを快適に遊ぶための要素がギッシリと詰まっている。

 クアッドコアのCPUに、記録型BDドライブも搭載が可能と、動画編集やエンコードなど映像関係もこなせると、幅広いニーズにも応えられる。映像出力も豊富なので、外付けの地デジ対応TVチューナーと組み合わせて、レコーダーのように使うのもよいだろう。非常に満足度の高い1台だ。



マウスコンピューター/G-Tune
前へ 1 2 3 次へ