ゲーミングPC「NEXTGEAR-NOTE i770SA2」レビュー

鮮やかで高速!マウスがNTSC比95%液晶のGTX670MX搭載ノート

文●相澤正誠

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NTSC比95%!色の再現度が高い鮮やかな液晶を搭載

 「NEXTGEAR-NOTE i770SA2」の大きな特徴となっているのが液晶ディスプレーだ。サイズは15.6型、解像度はフルHD(1920×1080ドット)と一見すると普通のスペックだ。しかし、色の再現範囲を示すNTSC比が95%もあるのが大きな特徴。PCの一般的な液晶ディスプレーに比べ再現範囲が広く、特に緑と赤の表現に強いという。加えて発色のいいグレア(光沢)パネルということもあり、通常のテレビのようなメリハリのある美しい画面となっている。映像やゲームを、鮮やかな画面で楽しめるのがうれしいところだ。

白線がNTSC比100%、黒線が一般的な液晶を搭載する前モデル(NEXTGEAR-NOTE i760シリーズ)の表示域。白線域と比べて黒線域が狭いことがわかる

白線がNTSC比100%で、こちらの黒線は本製品の表示域。両者がほぼ重なるだけでなく、赤域はNTSC比100%を上回っている

 サウンド面も充実。キーボード上部のステレオスピーカーに加え、底面にはサブウーファーも搭載。ゲームや映画をはじめとする音響効果を正確に処理し、音の再現力をアップさせる「THX TruStudio PRO」を標準で備えていることも相まって、ノートPCとしては、かなり迫力のある音が楽しめる。

底面の中央左側にサブウーファーを搭載

 キーボードは、キーの間隔が離れているアイソレーションタイプ。ストロークは深めで、しっかりとしたクリック感があるのに加え、非常に剛性も高く、FPSなど激しくキーを押すゲームでも快適&安心してプレイできる。また、ゲーミングPCらしい配慮としては、FPSの移動によく割り当てられる[W][A][S][D]キーのそれぞれに矢印が印刷されていること。どのキーがどの方向に移動するのかわかりやすくなっている。

キーボードはノートPCとしてはストロークが深めで押した感覚がしっかりとあるため、ゲームをプレイしやすい

映像出力は3種類も用意!豊富なインターフェースをチェック

 「NEXTGEAR-NOTE i770SA2」は、インターフェース類も豊富だ。USB3.0を3ポート、USB2.0を1ポートの用意。このうちUSB3.0の1ポートはeSATAとの共用ポートとなっており、さらにもう1ポートは本体が電源オフの状態でもACアダプタが接続されていれば、USB機器への電源供給が可能。スマートフォンやiPodの充電に使えるのが便利だ。また、IEEE1394も備え、さまざまな外付けデバイスを接続しやすくなっている。このほか、有線LANやSDカードやメモリースティックに対応するメモリカードスロットも搭載。

左側面には、USB3.0×3、4ピンのIEEE1394、ギガビットイーサ、メモリカードスロットを用意。USB3.0は1ポートがeSATAと共用、1ポートが電源オフ時でもUSB機器に給電できる仕様となっている

右側面にはサウンドの入出力、USB2.0、光学ドライブを搭載

 これに加えて、映像出力としてDisplayPort、HDMI、DVI-Iと3つものポートを用意。別の液晶ディスプレーや液晶テレビに接続しやすいのも大きな魅力だ。このほか、ディスプレーの上部には200万画素のWebカメラがあり、無線通信機能としては、IEEE802.11b/g/n、Bluetooth V4.0 + LEを搭載している。

背面には、DisplayPort、HDMI、DVI-Iと3種類の映像出力が用意されている

消費電力が大きめのハイエンドパーツを搭載しているため、ACアダプタは大きめ



マウスコンピューター/G-Tune

(次ページ、「フルHD解像度でもバリバリ動く!ベンチマークで3D性能をチェック」に続く)