油圧式変形機構が魅力!「VAIO Duo 11」ロードテスト 第6回
店頭販売向けの標準仕様モデルを試用
WiMAX搭載でディスプレーが見やすい「VAIO Duo 11」はモバイルに最適
2013年01月07日 11時00分更新
WiMAXモジュールを利用したモバイル通信の使い勝手は?
外出先での利用に欠かせないのは、高速なモバイル回線だ。公衆無線LANでは施設によっては対応していない場合があり、テザリング対応のスマホでは容量制限を超えると通信速度が極端に低下してしまう。いつでも安心してネットに接続するために、確実に利用できる回線を用意しておきたい。
VAIO Duo 11では、内蔵のモバイル回線としてWiMAXに対応。標準仕様モデル「SVD11219CJB」では標準で搭載、直販サイト「ソニーストア」限定販売のVAIOオーナーメードモデル「SVD1121AJ」ではオプションとして用意されている。WiMAXは主要都市部での人口カバー率が99%とのことで、回線速度は下りが最大40Mbps、上りが最大15Mbps。ネット動画の閲覧やちょっとしたファイルのダウンロードには問題ないスピードだ。
モバイル回線を日常的に利用するなら、月額3880円で使い放題の「UQ Flat年間パスポート」がオススメだ。契約に1年間の縛りがあるが、手頃な価格で高速な回線を常時利用できる。自宅の固定回線を解約してWiMAXに乗り換えれば、月々の通信料を抑えられるケースもあるだろう。
外出先でたまに接続が必要になる程度なら、24時間限定の「UQ 1Day 1日利用プラン」がある。まる1日の接続料金が600円とやや割高だが、必要なときだけ支払いが生じるため、コストを低く抑えられる。目安としては、外出先での回線使用が1カ月に6回以内であれば「UQ 1Day 1日利用プラン」だろう。
利用にはUQ WiMAXの契約が必要だが、VAIO Duo 11からすぐに手続きが可能だ。まずはユーティリティソフトからWiMAXモジュールを有効化し、ネットワークに接続。つぎにブラウザーからサービスとプランを選択すればOK。決済に使うクレジットカードを用意しておけば、数分程度で契約手続きは完了だ。
実際に契約手続きを行なってみたが、周辺機器を使わずにそのまま契約から接続まで行なえるのは非常に便利だ。建物内でも場所によって電波が弱いところもあり接続が切断されることもあったが、すぐに再接続されるので特にストレスは感じなかった。
実際の通信速度を検証するために「WiMAX実測スピードマップ」でテストを行なった。計測場所は東京都四ツ谷駅前の喫茶店店内で、利用プランはUQ WiMAXの「UQ 1Day 1日利用プラン」。テストの結果、転送速度は「7.26Mbps」でまずまずの速さである。
ちなみに3G回線を利用するモバイルルーター「C01HW」の通信速度は「1.7Mbps」だった。これに比べると、WiMAXはかなり高速だ。場所が変わって電波状況が改善されれば、もっとスピードが上がる可能性もある。もっともLTEや4Gなどに比べると速度は劣るが、ネットやYouTubeなどを利用するぶんにはまったく問題ない。
(次ページ、「効率的な仕事のために「高性能」を持ち歩こう」に続く)
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