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これは入れたいWindows 8の新定番アプリ特集 第2回

位置情報でより快適に使えるWindows 8アプリを楽しむ

2012年12月11日 12時00分更新

文● 小林哲雄

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M+Stellar

標準状態では黄道線(太陽の通り道)、赤道線(地球の通り道を投影したもの)、方角、高度・方位線、地上風景が表示される。小学生の頃に行った地元のプラネタリウム番組を思い出す

価格 450円/試用あり
ストアカテゴリ 教育
年齢区分 12歳以上
発行者 アストロアーツ
プラットフォーム x86/x64/ARM
使用する項目 位置情報・インターネット接続

 「M+Stellar」は、いわゆる星座早見盤を表示するアプリだ。時刻と場所、画面の向きから判断して、その場所と向きから見えるはずの星を表示するタブレット向きのアプリである。

 表示オプションもかなり豊富で、街中の周辺の「光害」で星が見えにくくなる状態をシミュレーションしてくれる。プラネタリウムの説明よろしく、星座の絵も出してくれるので、自宅でプラネタリウム鑑賞の気分を味わうこともできる。

よりプラネタリウム番組っぽい気分を味わうなら「星座の絵を表示」を入れるといい

加速度センサーはある程度動かすと自動的に反応する。大体の向きがわかったらPCを置いて、スワイプして位置を合わせるといい。ピンチイン/アウトで拡大・縮小もできる

 なお、方角を合わせてデータを受信するまでWindows 8搭載PCを持っているのは疲れるが、画面をスワイプして任意の方角に合わせることもできる。また屋外で使う場合には、ディスプレーの明かりで邪魔にならないように「ナイトビジョンモード」も用意されている。

星空を見る場合は、液晶ディスプレーの輝度を暗めにしたくなる。ナイトビジョンモードにすれば、赤黒い画面になるので輝度を落とさなくても目立たなくなる

位置と時間は任意に指定できるので、「南半球に行って南十字星を見る」というプランがあれば、場所と時間を指定することでシミュレーションできる。画像はメルボルンに合わせてみた

 450円の有料アプリだが、無料の試用も可能(原稿は試用状態で書いている)。星座早見盤を買う、作るよりもわかりやすいので、この価格なら納得できる。筆者は来年1月に「International CES 2013」の取材で渡米の予定があるので、レンタカーでちょっとラスベガス郊外に出て、夜空を見上げるときに使ってみたいと思っている。

 なお、今回は細かく紹介しないが「星座表」というアプリもある。こちらは地上からではなく、宇宙から太陽系を見るモードもあるので合わせてチェックしたい。

「星座表」は太陽系外から太陽系を見るというモードや、星や星雲のデータを表示できる。対象年齢がちょっと高め?

FlightAware

「FlightAware」のメイン画面。空港の延滞情報もわかる。右のMy Aircraft/Airport/Alertsは、あらかじめ設定したフライトの情報やアラートを表示できるが、登録が必要

価格 無料
ストアカテゴリ 旅行
年齢区分 12歳以上
発行者 FlightAware
プラットフォーム x86/x64/ARM
使用する項目 位置情報・インターネット接続

 今、上空を飛んでいる飛行機が、どこに行こうとしているのか? 例えば知人が乗る飛行機がどこを飛んでいるのか、知りたい時はないだろうか? これがわかるストアアプリが「FlightAware」だ(FlightRadar24という有料アプリもある)。日本語はサポートしていないものの、タッチ操作UIなのであまり障害にならないだろう。

 メイン画面は現在地周辺のフライト状況に加えて、空港の延滞情報などあらかじめ設定しておいたデータを表示するようになっている。画面一番左の「Nearby」をタップすれば、フライト情報が全画面で表示され、気になる飛行機をタップすれば便名を表示。便名をタップすれば、その飛行機に関する情報がさらに表示される。ただし、全部が一画面内に表示されるわけではないので、ピンチアウトで拡大する必要がある。着陸直前の飛行機なら、どのような速度と高度でどこを飛んでいたかもわかる。

「Nearby」で近郊マップを全画面で出したところ。東京圏なので調布、羽田、成田空港が表示されている。さらに飛行機をタップすると、吹き出しで便名が表示される

便名をタップすると、その航空機の詳細なフライト情報が表示される。着陸寸前の飛行機ならば、それまでの高度や速度も表示される

 リアルタイム表示だけはなく、航路やフライトナンバーなどでの検索もできるし、着陸済みでも少し前のフライトならば、データが残っていれば表示できる。飛行機にあまり興味がなくても、眺めてみると面白い。民間機なら旅客機だけでなく、普段意識しない貨物便の状況もわかるようになっている。

過去データの閲覧もできる。便によっては航跡が表示されないこともあるが、国内便は大体わかるので、旅行記に加えると面白い

 なお、このアプリは日本語をサポートしていないため、「ストア」の「設定」→「基本設定」で「選んだ言語のアプリを見つけやすくする」がオンになっていると、「FlightAware」のキーワードでも検索で見つけられない。ストアで検索する際は、その項目をオフにしてから検索しよう。

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