活用例2:
Windows専用ツールを使ってMacでリアルタイム株取引
昨今は個人の投資活動が活発になっており、インターネットを介したオンライントレードも大人気だ。以前はMacでは取引できない証券会社も多かったが、最近はMac+Safariの組み合わせでも取引可能なところが多い。しかし、いまなおMacが苦手としているのが、FXや株の先物取引などで利用される「リアルタイムトレード」だ。専用のアプリで刻一刻と変わるチャートを監視しながら売買するのだが、Mac用の専用アプリを用意している会社は非常に限られている。
ParallelsでWindowsを動かせば、Windows用のトレーディングアプリも問題なく動かせる。
最新のCore iシリーズを搭載したMacなら、動作速度は実際のWindowsマシンとほとんど差はない。2台以上のモニターを接続しておけば、Parallelsをサブモニター側に全画面表示しておき、メインモニターでほかの作業をしながらチャートを監視するのも容易だ。
活用例3:
Windows用USB機器を使ってオリジナルのBlu-ray作成
Parallels Desktop8は、Windows用の周辺機器も利用できる。USB機器を接続すると、MacまたはWindows環境のどちらで使用するかを選択可能だ。
例えばWindows Vista以降は標準でBlu-rayディスクへの書き込みをサポートしている。Windows用のBlu-rayドライブを接続すれば、標準機能でデータディスクを作成できる。
また、オリジナルのBlu-ray作品作りに最適なユーザーインターフェースが特徴のオーサリングツール「LoiLoScope」を使って、簡単な動画編集やオーサリング、書き込みなどを実行してみたが、ウィンドウズ環境とまったく変わらないレスポンスで心地よく操作できた。
活用例4:
ICカードリーダーで快適電子マネーライフ
国内で普及している電子マネーだが、こうしたICカードへの対応もMacが苦手とするところだ。しかし、ParallelsにICカードリーダーを接続すれば、「楽天Edy」へのチャージや「Suica」「nanaco」の残高/利用履歴のチェックなどをMacで実行可能だ。
ドライバーもスムーズに導入でき、実際に楽天Edyのチャージを実行してみたが、エラーが発生することもなく無事に認識された。