Macでも手軽にWindows環境を利用できる「Parallels Desktop」。最新版の「8」で向上した機能を検証すべく、人気のWindows専用アプリや周辺機器との相性をチェックした。
Parallels Desktop 8 for Mac 販売:パラレルス(株) 価格:7900円(通常版)、4900円(アップグレード版) http://www.parallels.com/jp/ 対応システム●OS X 10.6.8以上(Mountain Lion対応) 対応機種●Core 2 Duo以上のインテルCPUを搭載したMac 前バージョンと比べて仮想マシンの中断/再開などの動作時に最大25%、ゲームで最大30%のパフォーマンス向上を実現。OS X Mountain LionおよびWindows 8に対応 |
※今回の検証に使用したマシンは「VOCALOID 3 Editor」はのMacBook Air(Core i7 1.8GHz)、「HYPER SBI」はMac mini(Core i5 2.5GHz)、USB機器はMacBook ProのRetinaディスプレイモデル(Corei7 2.3GHz)だ
最新版のParallels 8でWindows用ツールを検証
せっかく見つけた便利そうなアプリや周辺機器がWindows版のみしか用意されておらず、悔しい思いしたことがあるかもしれない。「Parallels Desktop8」を使えば、そんな悩みも解決だ。
Parallels Desktopは、Mac上で仮想的にWindows環境を実行できるアプリケーション。最新版である「8」は、Windows 8やMountain Lion、MacBook ProのRetinaディスプレイモデルにも完全対応している。Safariに非対応のウェブページを「Internet Explorer」に表示するボタンを備えるほか、Windows上でOS Xのマルチタッチジェスチャーや通知センターに対応し、アプリのフルスクリーン表示もサポートするなど、Macとの親和性がいっそう高まっている。
今回は、本アプリを使ってこれまでWindowsでしか利用できなかったクリエイティブ/ビジネス/エンターテインメントなど、さまざまな分野のアプリと周辺機器を実際にMacで動かしてみた。
活用例1:
音楽制作アプリ「VOCALOID3」をGarageBandと連携
「VOCALOID」は「初音ミク」がブームの火付け役となった歌声合成アプリだ。最新の「VOCALOID 3 Editor」と専用のバーチャルシンガー「IA」も従来のバージョンと同じくWindowsにしか対応していない。
本アプリをMac上で動かしたParallelsのWindows環境にインストールし、ピアノロール画面で音符や歌詞の入力、試聴を繰り返してみたが、再生の遅れなどは発生せず快適に作業できた。
作成したボーカルのデータは、ドラッグ&ドロップでMacへコピーできるため、「Logic」や「GarageBand」と組み合わせて、オリジナルソングにボーカロイドの歌声を重ねるといった使い方ができる。
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