初心者にも安心の設計
前述のアプリを含め、容量32GBの上位モデルには約50種類ものアプリがプレインストールされている。その中から目当てのアプリをうまく見付け出せるようにしてくれるのが「アプリ&サポートナビ」ウィジェット。どんなときにどのアプリを使えばいいか分かるほか、ランチャーとしても利用できる。実家の両親に使わせるなど不慣れな人にタブレットを勧める際に便利だ。なお、初期状態では32GBストレージ容量のうち約27GBが空き容量となっている。
画面写真を撮りやすい
ブロガーなどに喜ばれそうなのが、本体のみでスクリーンショットを撮影できる点。撮影方法は、Android 4.0搭載スマホと同様、電源キーと音量下キーの同時長押し。両キーは隣接し、押しやすいので撮影がしやすい。
ディスプレーのドット数が非常に残念
ちょっと気になったのは、文字の輪郭がにじんだようにボヤけて見える点。筆者の眼のせいではない。ディスプレー1インチあたりのドット数が少ないためだ。1インチあたりのドット数を実機で算出してみたところ、縦横ともに約150ドット。これはRetinaと呼ばれるiPhone 4Sなどのディスプレーの約半分ほどの数値で、人間の眼でドットを認識できてしまうレベル。粗いと感じるかどうかは個人差や慣れも大きいが、とくに筆者のようにiPhone 4Sや新しいiPadの滑らかな文字を体験してしまった人は、この粗さに慣れるまでやや時間がかかるかもしれない。
これからタブレットを購入するなら即買い
画面解像度の点を除けば致命的な問題はない。むしろiPadよりも画面が大きく、軽くて持ち運びやすいのは大きな利点となる。携帯性を重視するなら、iPadからの買い替えを真剣に検討する価値のある製品だ。