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話題の"ほぼスマホ"MEDIAS for BIGLOBEをトコトン使い倒す!!
2012年06月19日 11時00分更新
MEDIAS for BIGLOBEは全部入りのおりこうさん
サービスの詳しい内容に触れてみよう。まず「BIGLOBE 3G」だが、これは先述の通りNTTドコモのFOMAエリアで利用できるモバイル通信サービス。いわゆる「MVNO」方式で販売されているものだ。ただし、通話には対応していない。どうしても通話を利用したいユーザーは、VoIPを利用した「Skype」などのアプリを使えばよいだろう。なお、UIMカードは単体でも使える。SIMカードと同じサイズのため、SIMカードスロットを備えている機器であれば、本サービスのUIMカードを差し込んで利用することも可能だ。
一方、セットになる端末「MEDIAS NEC-102」は、約4インチの大画面液晶パネルを搭載したAndroidスマートフォン。厚さ約7.9mm、重さ約113gで、「薄い・軽い」が特長のスリムボディだ。とにかく軽く、メモ帳を持っているくらいの感覚だ。ワンセグ・赤外線通信をフル装備、機能満載のおりこうさんモデル。起動約0.8秒の「瞬撮カメラ」も装備していて、高感度撮影にも強い。
MEDIAS NEC-102の主な仕様 | |
---|---|
OS | Android 2.3 |
ディスプレイ | 約4インチ |
無線通信 | IEEE802.11b/g/n準拠 |
メモリー | Bluetooth 2.1+EDR |
サイズ | ROM 1024MB/RAM512MB |
重さ | 約幅64×高さ128×奥行7.9mm |
連続待受時間 | 約113g |
カメラ | 有効画素数約510万画素 |
そのほか | ワンセグ、GPSなど |
アプリは「Gmail」など標準的なものに加え、独自にTwitterクライアントの「ついっぷる」のほか「Gポイント」「andronavi」などがプリインストールされているので、スマホ初心者は「初めにどのアプリ入れればいいの?」と心配しなくても箱から出してすぐに使えるのがうれしい。
改ページMEDIAS for BIGLOBEを使ってみた
まずは、スマホ的な使い方をしてみる。当然のことではあるが、操作性はごく普通のAndroidスマホ。というか、通話ができないだけで、ハード的にもソフト的にも同じモノであるからして、むしろ操作性が違っていてはオカシイことになる。
一方、通話機能は利用できないが、そこまで不便さは感じない。というのも、拙者には友だちが少な……いや、よく考えてみたら電話番号を使って連絡しているのは、仕事か、お店の予約くらいのものである。「Skype」など音声通話系アプリは使えるので、友人へのプライベートな連絡は、そちらにまとめてしまえば良いのである。決して友達がいないわけではないのだ(笑)。
続いて期待のテザリング。さっそくパソコンでつないでみたところ、速度はおおむね1Mbps以上で安定していた。テザリング機能のオン/オフは、ホーム画面に配置されたウィジェットをタップするだけ。ノートパソコンやタブレットなどでメールを読んだり、ニュースを見たり、ツイートしたり、基本的なところは問題なし。しかも追加料金はかからない!
YouTubeで重い動画を見ようとすると読み込みに時間はかかるときもあったが、電車の中でも中断せず最後まで読み込むのがうれしい。エリアが広いので地下やビルの中でもつながりやすく「切断→再接続」の苦しみとは無縁であった(ココけっこう重要である)。
最後にスマホからUIMカードを抜き、携帯ゲーム機のスロットにツイーッと入れなおす。メニューからAPNを手動設定して、接続してみる。この瞬間がいつも妙にドキドキするのだが、すぐに接続が確立。問題なくネットへアクセスすることができた。
これだけ使えて月3000円以下というのはなかなかコスパが良い気がする。「外でネット使いたい、スマホかデータ通信端末が欲しい、でも月6000円はかけたくない」という人にはちょうどいい選択肢なのではないかと。ていうか拙者も某スマホ解約しようかしら……。
ニンジャ盛田とは
ASCII.jp編集部の誇る神出鬼没の編集者。おもにモバイル機器が得意分野で、スマートフォンや通信端末などの情報がある場所に姿を現す、自称ICT忍者。編集部の命の元、デジタルガジェット&アプリを使いこなし、任務をこなす。