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しおりや本棚をクラウドで同期できる

新機能の追加で「BookLive!」のデジタル・ドクショがさらに快適に

2012年06月29日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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クラウドの神髄! しおりや本棚をネットで同期

 というわけで概要がわかったところで、新機能をチェックしていこう。BookLive!はこの4月にアップデートして、BookLive!本体がかなり使いやすくなった。

  • クラウドを介して、本棚としおりを端末間で同期
  • 読みかけの本をワンタッチで起動できるHOME画面の追加
  • 本棚で雑誌や漫画などのシリーズ作品をまとめて表示
  • 新刊や続巻のお知らせを本棚に知らせる通知機能

本棚としおりを同期

 本棚としおりの同期は、パソコンやタブレット、スマートフォンなど複数の端末を持ってる人にとって待望の新機能だろう。

 しおりを挟むと、その情報をすぐにクラウドに同期してくれる。別の端末でBookLive!のアプリを起動すると、同期するかどうかちゃんと聞いてくるので、同期の漏れがない。例えば、自宅のタブレットで寝る前まで読んでいた書籍の続きを電車の中で読みたい……といったケースでは、スマートフォンを開けばしおりが同期されるので、いちいち読んでいた続きを探す手間を省ける。

アプリの初回起動時には、しおりや本棚を同期するかどうかを聞いてくる

Android端末のアプリでメニューを表示させて、しおりアイコンをタップ。ネットにつながっていれば、しおり情報がネットに転送される

iPhoneアプリの起動時にしおりを同期するかどうか聞かれる。メニューを表示させて保存したしおりをタップすれば、すぐに続きから読める

 本棚の同期も同様だ。ストアで購入して本棚に追加した作品は、本棚での表示位置を変えたり、新しく本棚を作って分類することが可能だ。読む頻度が落ちてきたら「保管」を指示して、本棚から非表示にできる。読書用の端末を複数持っていて、多くの本を買う人なら、そんな整理を端末ごとにいちいち指示するのはものすごく面倒。本棚をぐいっと下に引くだけで同期できるようになったのは、革命的な出来事なのだ。

左がAndroid版の本棚。新しく買ったiPadにBookLive!のアプリをインストールして同期すると、整理された状態の本棚が表示された。これは手軽!

 頭では分かっても、ユーザーがそれほど意識せずにシームレスにデータを同期してくれるのを体験すると驚いてしまう。忙しいあなたは読むことに集中して、そのほかの面倒なことは全部やりますよ、というのがアップデートの神髄だろう。

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