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Android搭載チューナーや、PC向け映像配信サービスも

AKBも登場し、ひかりTVの会員数200万人突破を祝う

2012年04月10日 19時00分更新

文● 大河原克行

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今後はスマートフォンやタブレット端末との連携を強化

 2012年度の事業計画としては「マルチスクリーンサービスの確立」「操作性、利便性の向上」「新サービスへの対応」「コンテンツの強化」の4点をあげる。

 マルチスクリーンでは、これまでスマートフォンやタブレット端末向けに定額見放題で提供していたビデオ作品を、個別作品ごとに購入できる「ペイパービュー個別購入機能」を第1四半期中に提供。第2四半期にはスマートフォンやタブレット端末からビデオ作品の検索や、Twitter連携機能を搭載するスマートリモコン機能を提供。そのほか、タブレット端末などで映像コンテンツを3~4日間期間に限定して視聴できる「ダウンロードレンタル」サービスや、下期からのPC向け映像配信、Android搭載チューナーの提供などを計画している。

今後のサービス提供計画。様々なサービスが予定されている

2012年下期にはAndroid対応チューナーを投入予定だという

 Android搭載チューナーでは、従来のチューナーに比べて約10倍の性能を持ち、番組表やビデオ一覧の表示などを高速化。レコーダー機能の搭載とともに、SDカードスロットなどの外部出力も搭載する。HTML5ブラウザの搭載により、快適な動作環境が実現できるという。

 「スマートフォン、タブレット、テレビ、PCといった様々なスクリーンでの使い方を可能にするサービスのラインアップが整うことになる」(板東社長)とした。

参考展示されたインタラクティブ映像視聴技術。見たい部分をズームして視聴するといったことが可能

スマートリモコン機能でタブレット端末やスマートフォンからビデオ作品を検索できる

 一方、利便性向上では、ビデオサービスで提供する作品のユーザー評価を掲載するなど、「レコメンド、レビュー、レーティングの3R機能を強化」するとしたほか、ひかりTVショッピングの画面を、BMLからHTMLに変更。「操作性で課題があったものが、ストレスなく利用できるようになる」とした。

 また、2011年8月に試験的に実施したプロ野球放送でのTwitter連携機能については、5月後半から本格的に展開。ひかりTVチャンネルで放映するパ・リーグ全試合において実施するという。

パ・リーグのプロ野球中継でTwitter連動機能を提供する

 さらに、マイチャネル機能により、シリーズ番組の連続視聴を容易にしたり、電子書籍サービスや音楽配信サービス、ゲームサービスなどの提供や、ゲーム機やカーナビゲシーョンへの配信なども検討していくことになるという。

 「今後は映像配信事業に加えて、ゲームや電子書籍、音楽など、様々なアプリケーションを、マルチスクリーンに向けた配信していくことを積極的に検討していく」と板東社長は今後の方針を示した。

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