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高性能を極める“宇宙最強” 最新版!—ALIENWARE Aurora ALX 2012年モデル (2/4)

2012年03月06日 11時00分更新

文● 芹澤正芳

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大充実の冷却システムで安心して運用できる

 オーバークロックされたCPU、ハイエンドなGPUという環境となると、冷却性能が気になるが、ALIENWARE Aurora ALXはその点もぬかりない。

筐体内の温度を確認し、ファン速度の設定も可能

 ユニークなのが、「Active Venting」と呼ばれる天面に5枚用意された羽根(通気孔)だ。これは換気装置で、アイドル時など負荷の低いときは閉じて静音性を維持しているが、ゲームプレイなどCPU/GPUに負荷がかかると自動的に開き、冷却性を高めるのだ。

負荷によって天面の通気孔を自動的に開き、冷却力をアップさせる

 Active Ventingは、付属ソフトの「Thermal Controls」を利用すれば、自動開閉のほか、手動で通気孔の位置を決めたり、特定のアプリケーションを起動したときのみ通気孔を開くといった動作も可能だ。開閉のギミックは見ているだけでも面白い。

通気孔の開閉タイミングはThermal Controlsで調整できる

 また、CPUクーラーには水冷ユニットを採用しており、オーバークロックされたCPUを確実に冷却する。さらに、CPU&メモリー、GPU、HDD&電源を「チャンバー」と呼ばれるブロックに分け、それぞれを空冷で効率よく冷やす内部構造を採用。側面から内部を撮影した写真を見ると、各ブロックの天面または前面から入ってきた空気がきれいに背面へと抜ける作りになっていることが分かる。

内部を3ブロックに分け、前面からの空気を背面へと効率よく抜ける構造を採用

自作ユーザーが感動するメンテナンス性の高さ

 自作ユーザーなら、「PCケースの内部が狭くて暗く、メモリーやHDDの増設に苦労した」という経験は多いハズだ。ALIENWARE Aurora ALXは、その点でも感動的といっていい。まず、背面の丸いストッパーを外し、天面にある一番背面部に近い羽根を持ち上げるだけでサイドパネルが外れる。

 サイドパネルを開けると、電源ケーブルを装着していない状態でも自動的に内部のLEDが点灯し、作業をしやすくしてくれる。机の下など暗い場所に本体を設置しても安心してパーツ増設が行なえるワケだ。

 さらにHDDは側面のマウンタに挿し込むだけで装着を完了できる。挿し込んだ奥に電源といったコネクタが用意されたおり、ユーザーはケーブルの装着や取り回しといった作業を考える必要がないのだ。

 細かな点では、背面にある太陽のようなマークのボタンを押すと、コネクター類を照らすLEDがしばらく点灯する。暗い場所でもケーブルを差しやすくするうれしい配慮だ。

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