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最新パーツ性能チェック ― 第122回

最強SSD論争についに終止符?!

SSD買うなら「PX-M3P」で決まり! プレクの新型はマジヤバイ

2012年03月03日 11時00分更新

文● 藤田 忠

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 安定した読み書き性能で、自作ユーザーから高い信頼性を勝ち取ったPLEXTOR製SSDの新モデル「PX-M3」シリーズや「Intel SSD 520」シリーズなど、最強の座を狙うSSDが続々と登場している。そんな最速、最強の座を不動のものにするべく、ついにPLEXTORが最上位の新モデルを投入してきた。それが、PLEXTOR製SSD=最強説を打ち立てた最上位の「M2P」シリーズの正統後継モデルとなる「M3 Pro(M3P)」シリーズだ。

PLEXTOR製が最強SSDの座を獲得するために、満を持して投入した最新の「M3 Pro(M3P)」シリーズ

 今回、編集部では性能と価格のバランスがよい容量256GBモデルをゲットできたので、同容量の「PX-256M2P」と性能を比較しつつ、「PX-256M3P」のパフォーマンスをじっくりとチェックしていこう。
 さらに2011年8月の速度向上ファームウェアの登場以来、高いコストパフォーマンスと多数の使用者の口コミで、鉄板SSDのひとつになっているCrucial製「m4」シリーズや、最速クラスの読み書き性能と独自コントローラーが魅力のSAMSUNG製「SSD 830」シリーズなどの定番&旬なSSDとも性能を比べていくことにしたい。

「PX-256M3P」には、2.5→3.5インチ変換マウンターと定番クローンソフトの「Acronis True Image」のOEM版が入ったCD-ROMが付属する

シーケンシャル・ランダムアクセスともに
最上位の性能を備えるM3 Proシリーズ

 M3 Proシリーズの容量は、128/256/512GBの3モデルで、シーケンシャルアクセスは、リードが最大540MB/sec(256GBモデル)とM2Pシリーズから40MB/secも向上。ライトは、M2Pの最大440MB/secから450MB/sec(512GBモデル)になっている。
 同様にランダムアクセスも性能向上しており、リードは最大7万5000IOPS、ライトは最大6万8000IOPSとM2Pシリーズから、それぞれ最大5000IPOS、3000IOPSの高速化を果たしている。なお、キャッシュ容量は128GBがDDR3 256MBで、256/512GBがDDR3 512MBを搭載している。

PLEXTOR「PX-M3P(M3 Pro)シリーズ」スペック表
型番 PX-128M3P PX-256M3P PX-512M3P
容量 128GB 256GB 512GB
シーケンシャルリード(最大) 535MB/sec 540MB/sec 535MB/sec
シーケンシャルライト(最大) 350MB/sec 420MB/sec 450MB/sec
ランダムリード(4K QD32) 7万5000IOPS 7万5000IOPS 5万6000IOPS
ランダムライト(4K QD32) 6万9000IOPS 6万8000IOPS 3万4000IOPS
キャッシュ容量 DDR3 256MB DDR3 512MB
サイズ 69.85(W)×100(D)×7(H)mm
保証期間 5年間
実売価格 約2万円 約3万9000円 約6万円

 速度面も重要なところだが、サイズと保証期間にも注目。M3 Proシリーズは、最新の薄型軽量ノートPCプラットフォームの「Ultrabook」に対応する厚さ7ミリ厚のケースをPLEXTOR製SSDで初めて採用。ノートPCユーザーだけでなく、省スペースなMini-ITX規格での自作ユーザーにもうれしい変更点だ。
 さらに保証期間が3年から5年間へと大幅延長。これは、全品に行なわれる60度の高温状態での20時間エージング(老朽化テスト)や業界最小となる年間平均0.5%の障害(AFR)といった高品質なSSDを提供している自信の現れと言えるだろう。

抜き出しテストでなく、全品に対してストレステストを実施。最高の品質と性能のSSDを安定して提供できる体制をPLEXTORは持っている

 参考までに、最もリードとライト性能のバランスが良い容量256GBモデルのスペックをM2P、M3、M3 Proシリーズで並べてみた。「PX-256M3P」は、シーケンシャルライト性能こそ「PX-256M2P」から20MB/secダウンしているが、ランダムアクセスは最上位モデルならではの性能になっている。

PLEXTOR「PX-256M2P/PX-256M3/PX-256M3P」スペック比較
型番 PX-256M2P PX-256M3 PX-256M3P
シーケンシャルリード(最大) 500MB/sec 510MB/sec 540MB/sec
シーケンシャルライト(最大) 440MB/sec 360MB/sec 420MB/sec
ランダムリード(4K QD32) 7万IOPS 7万IOPS 7万5000IOPS
ランダムライト(4K QD32) 6万5000IOPS 6万5000IOPS 6万8000IOPS
キャッシュ容量 DDR3 512MB
7mm厚対応 × ×
保証期間 3年間 5年間 5年間
実売価格 約3万7000円 約3万3000円 約3万9000円

PLEXTORの超こだわりポイント!!
Marvellコントローラーと東芝製MLC NANDフラッシュを採用

 M3 Proシリーズは、PLEXTOR製のSSDですっかりお馴染みとなったMarvell製コントローラーの「88SS9174」と、東芝製MLC NANDフラッシュの最強コンビを採用している。ただ、NANDフラッシュは、M2Pシリーズの32nm製造プロセス品からM3シリーズにも採用されている24nmプロセス品へと変更されている。製品特性を左右するチップ類の変更は、いきなりSandForce製コントローラーを採用してきた「Intel SSD 520」シリーズと違って、最小限になっているので安心と言える。

気になるコントローラーは、M3シリーズと同様となる24nmプロセスのNANDフラッシュに対応するMarvell製「88SS9174-BLD2」を採用。なお、M2Pシリーズは「88SS9174-BKK2」を搭載している24nm製造プロセスの東芝製MLC NANDフラッシュ「TH58TEG8D2HBA8C」を採用。256GBモデルは、1枚あたり32GB(256Gbit)のチップを8枚搭載する

 当然、PLEXTOR製SSD最強説を支えるポイントのひとつであるパフォーマンス低下や劣化などを自動的に防止する「Instant Restore」機能や長期間使用時も一貫した転送速度を維持する「Plextor True Speed Technology」といった性能と信頼性を保つ秀逸な独自機能(関連記事)を搭載するのは、これまでのモデルと同様だ。

パッケージが一新(写真左)。ブルー基調のカラーリングなのは同じだが、光沢仕上げの高級感あるデザインになっているより“PLEXTOR”ロゴが際立つシルバーカラーのアルミニウム製ケースを採用(写真右)。厚さは9.5ミリから7ミリ厚に変更されている
7ミリ厚のケースを採用するM3 Proだが、底面などの固定用ネジ穴の位置は9.5ミリ厚と同じ基板表面にはNANDフラッシュとNANYA製キャッシュメモリを搭載。ケースには、各チップの冷却用サーマルパッドが貼りつけられている
基板とケース裏面。ケースにはコントローラーの冷却用サーマルパッドと絶縁シートが貼られている

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