最近、高級系のデジタルカメラに注目が集まってる。上位モデルじゃなくて「高級モデル」。大人の道楽デジカメって感じかな。
飽きが来なくて質実剛健なデザインで、作りもしっかりしていて、しかも性能もいい。小さく軽く安くではなく、黒くて四角くて鉄っぽくてずしっとくるところがいいのである。
こういう大人のカメラは首からぶら下げて撮影散歩したり、街のちょっとしたスナップを撮るのに向いているのだけど、この連載ではもちろん猫を撮るのだ! と富士フイルムの「X10」(実売価格7万円前後)を使ってみるのである。
実はこれ、ナニゲに猫撮りにいい。理由は三つ。まず、速くてサクサクと撮れる。レンズ部分がマニュアルズーム兼電源スイッチになっていて、レンズ部をぐりっと回すとレンズがうにっと出てきて電源が入って、そのまま撮りたいズーム位置まで持っていくのだ。この動作が気持ちいい。
で、ピントを合わせて撮る。このシャッターを押したときの反応と感触がいい。撮りたい瞬間にククッって感じで撮れる。撮る瞬間が気持ちいいというのはカメラとしてとっても大事なことなのだ。
でも、あまりにシャッターを切るタイミングがよくて、そこには……「何見てんだよお。ギロッ」な顔が。勝手に撮ってすみません。
この猫、実は餌の順番待ち中。後ろにもう1匹の猫がほんのりとぼけて写っているんだけど、この猫が食べ終わって移動するのを待っていたのである。えらいもんだなあ。
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