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スマート忍法 虎の巻~iPhone編

iPhoneでリニアPCM録音する「TASCAM iM2」の術

2011年12月02日 12時00分更新

文● ニンジャ盛田/ASCII.jp編集部

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 iPhoneのようなスマートデバイスは、どんなときにでも使える万能アイテムだ。だが、その万能性を活かすには、アプリやガジェットという道具を使いこなす必要がある。そう、あらゆるピンチを切り抜ける忍者がいろんな忍具でいろんな術を使いこなしたように――。

 そんなわけでiPhoneを使いこなすアプリ&ガジェットを忍具よろしくオススメしようと思う。今回は「iPhoneをリニアPCMレコーダーに変身させるの術」でござるよニンニン!

8000円のレコーダーなら最強クラスのマイクユニット

 iPhoneをオーディオレコーダー代わりに使っていると、内蔵マイクの音質はやっぱり気になる。音声はモノラル限定だ。記者会見では声がこもり、取材先のカフェでは雑音を拾う。これをどうにかできれば……と思い、見つけてきたのが今回の忍具(ガジェット)だ。

 忍具の名前は「TASCAM iM2」、iPhone用のマイクアダプターだ。お値段は約8000円。発売は高音質の録音機材に定評のあるティアックだ。

ティアックのiPhone用リニアPCMレコーディングアダプター「TASCAM iM2」。価格は約8000円

 マイクには、リニアPCMレコーダー「DR-07MKII」(約1万4800円)とおなじ単一指向性ステレオコンデンサーマイクが使われている。耐音圧は最大125dB SPLで、電車の通過音なども録音可能だ。ただしX-Y/A-B方式の変更はできず、収録できるのは16bit/44.1kHzまで(これはiOSに依存)。それでもS/N比は95dB以上、周波数特性は20~20kHzと、ビジネス用ICレコーダーの代わりに使うには十分なスペックを満たしている。

 なによりうれしいのはバッテリーがいらない気軽さ。iPhoneのドックにつなぐだけで、バスパワーで電源が入る。本体は幅59×奥行き57×高さ19mmの手のひらサイズで重量にしてわずか30g、バッグの小さなポケットに入れておけばいい。

iPhoneに接続すればバスパワーで動く。使うときは右写真のようにユニットを前に出す
手のひらサイズで重量は約30g。ポケットにポンと入れておける

 面白いのは、自分録り/相手録りといった感じでマイクの向きを変えたいとき、マイクを縦にくるっと180度回せるようになっていること。iPhoneそのものをひっくりかえさずに済むのである。素敵だ。

マイクをくるっと回転させることで集音の方向を180度変えられる
赤い線が入っているところがマイクの方向だ

 本体の左右には入力レベル調整用のダイヤルと、アナログリミッターのオン/オフスイッチ、そしてiPhoneを充電するためのminiUSBポート。別売りのケーブルで、iOS対応の充電器が使える。充電しながら録音できるので、「録音中なのに電池切れそう! でもドックふさがってるし充電できない! ヤバい!」というピンチが避けられる。

 ちなみにコネクターの延長ケーブル(エレコム「MPA-ED05BK」)を使ってみたところ、アダプターをiPhoneから離してもちゃんと動いた。ハンドリングノイズを避け、iPhoneを手元の操作系に集中させたいときは便利に使えるだろう。

本体の左側にはアナログリミッターのオン/オフスイッチ、iPhoneを充電するためのminiUSBポート。右側には入力レベル調整用のダイヤルが付いている。レベルメーターはなし
市販のiPhone用コネクター延長ケーブルで、iPhoneとアダプターを離して使うこともできた。外部マイク/スピーカーに対応したケーブルでないと認識してくれないので注意

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