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大事なことはみんなウィルコムから学んだ

2011年09月30日 21時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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3代目担当オカモトの思い

編集部オカモト。ASCII.jpのケータイ/スマホ長。以前よりウィルコムとスマホの2台持ちを提唱し、自身もそれを実践している。ヘビーウィルコムユーザーでW-ZERO3は発売日にゲットした

──オカモトがウィルコムファンサイトの担当になったのはいつ?

オカモト:ウィルコムファンサイトの担当は2010年になってからだと思うのですが、ウィルコム……というか、一般ユーザーとしてのDDIポケットとの付き合いはサービス開始時点からなんです。実は。

──なるべくして、担当になったと。

オカモト:月刊アスキー時代に書いたコラムにあるとおり(関連記事)、サービス開始日に当時学生バイトでいた編集部のスタッフと、PHSのエリアテストを新宿周辺でやったんですよ。案外使えたので、そのまま新宿の量販店に行って、契約したんです。一度端末を水没させたので、契約はずっとそのままってワケじゃないんですけど。

 とりあえず、私が買ったウィルコム端末を見てくださいよ。

東芝 Carrots DL-S22P
京セラ PS-601
バンダイ たまぴっち
三洋 DDIP PHS-J70
東芝 HYPER CARROTS DL-S200
東芝 DL-M10(メガキャロッツ)
松下 KX-HV200
日本無線 AH-J3001V(味ぽん)
京セラ AH-K3001V(京ぽん)
シャープ WS003SH(W-ZERO3)
ケーイーエス WS009KE(9(nine))
ネットインデックス WS005IN(nico.)
シャープ WS020SH(WILLCOM 03)
京セラ WX341K(BAUM)

 昔の方は少々記憶が怪しいのですが、結構買ってますね。

──てか、「たまぴっち」なんて買ってたんですか(笑)。たまごっちのPHS版ですよね。意外とミーハーというか……。

オカモト:その自分のたまぴっちがどうなったのかを話すと長いので、まあそれは置いておくとして、そもそも同世代のコバヤシとスエオカもそうだと思うのですが、自分の学生時代はケータイを持つのは価格的にも雰囲気的にも少々敷居が高かったし、そもそもみんながみんなケータイを持ってるわけでもなかったので、今ほど必需品ってほどではありませんでした。そんな中、ケータイと比べて格安のPHSサービスが始まって。そういう意味では、PHS世代ですね。

いまだに持っている(正確には発掘した)、W-ZERO3

──PHSも最初は大変でしたよね。

オカモト:PHS世代なんで、その苦難はひととおり知ってます(笑)。以前は中央線沿線に住んでいたのですが、H"以前は中央線くらいの速度だと車内では全然使えなかったし、電源オン状態で新幹線で東京-京都間を移動したら、それだけでバッテリーが切れたりした。そもそも最初は携帯電話に発信できなかったし。1998年頃かな、端末を壊してキャリアショップに行ったら、店内は女子大生・女子高生ばかりの満員電車状態で、みんな解約しに来ていたという……。

最近、女子高生たちから圧倒的な支持を得たのはHONEY BEEシリーズだ。ポップでキュートなデザインが女性を中心にヒットした。今度はHONEY BEEブランドのスマホも出る

──ああ、PHSといえば学生が持つものってイメージがいつの間にかできあがってましたよね(笑)。

オカモト:とはいえ、ウィルコム(DDIポケット)はコバヤシも言ってたように、新しいことを色々やってきた会社ですよね。64kbpsのデータ通信(99年7月)とか、AirH"のつなぎ放題とか(2001年8月)、味ぽん(AH-J3001V、2003年4月発売)、京ぽん(AH-K3001V、2004年5月発売)などなど。自慢じゃないですけど、全部買ったからね。でも、個人的に一番印象的だったのはPメールかな。

W-ZERO3はGALAXY Sより液晶は大きい。ド迫力の端末だった

そして、小型化されたW-ZERO3[es]

──Pメール? なぜですか?

オカモト:ワタシは1997年の春に就職活動をしてるんですが、都内のあるAMラジオ局で1人対20人くらいの面接にまで進んで、どういう質問だか忘れたんですが「これからの中高生はケータイやピッチ使って、メールでコミュニケーションをするんじゃないか?」「ラジオや音楽もケータイ経由で聞くようになるんじゃないか?」と言ったら、全員に「ポケベルじゃなくて、ケータイで? わけわからん」って反応されたんです。

 それもそのはずで、Pメールだけは1996年の11月に始まってたし、データ通信も始まっていたんで、当時のワタシはそのこと知ってたんですね。ドコモのショートメールとか、携帯がショートメッセージサービスを始めたのは、調べたら1997年の5月で、もちろんiモードも始まってなかったわけです(iモードは1999年2月)。

(以下、思い出話を延々聞かされたので省略)

──そんな画期的なサービスを先陣を切ってやっていたウィルコムですが、今後はどうなっていくと思いますか?

オカモト:ウィルコムは音声通話が中心になっていますが、2011年に入って純増が続いているように、音声通話の需要がまだ多いことはよくわかりましたし、音声通話をより楽しむためのサービスや端末の開拓の余地はまだまだあるのではないかと思います。

 個人的にはフリスクケータイは買おうと思ってますが、超ものぐさなワタシとしては、逆に少々大きくてもいいし、機能は最小限でもいいから、2ヵ月くらい充電しなくてもバッテリーが持つような端末があっても面白いんじゃないかと思います。これからも、ASCII.jpでウィルコムの情報は随時追いかけますので、今後ともよろしくお願いします。

オカモトが次に狙うは、フリスクフォンこと「ストラップフォン(WX03A)」

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