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国内拠点と海外拠点のシームレスな接続が可能に

クラウド向けVPN「Arcstar Universal One」が海外進出

2011年09月30日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 9月29日、NTTコミュニケーションズはクラウド対応データネットワークサービス「Arcstar Universal One」の提供エリアを9月30日より世界159カ国に拡大すると発表した。

世界159カ国での提供が始まる「Arcstar Universal One」

 Arcstar Universal Oneは、クラウドサービスでの利用に最適化されたVPNサービス。品質と価格で分類したシンプルな4つのプランから選択するだけで、スピーディな導入が可能で、閉域網に直結した安全なクラウドサービスを一元提供するだけでなく、バックアップ回線をセットにするのが特徴だ。

 5月に国内向けの提供を開始したが、9月30日からはアジア、北米、中・南米、ヨーロッパ、オセアニア、中東、アフリカの159カ国で開始する。海外での企業向けネットワークサービスを提供してきた運用実績のもと、低遅延の光海底ケーブル「PC-1」や「Asia Submarine-cable Express」などを活用し、広帯域・高信頼のネットワークを提供する。

海外との接続には高品質な海底ケーブルを利用

 国内拠点と海外拠点のシームレスな接続が可能で、申込や保守窓口も一元対応(英語/日本語)する。また、ユーザー専用Webポータル「NTTコミュニケーションズカスタマポータル」を用意。ユーザー自身でネットワーク全体の利用状況などを確認でき、利便性の向上が実現するとしている。

 サービスは、国内の「プレミアムプラン」に相当する「Premium Grade」など4プランを用意する。Premium Gradeは信頼性・品質が最上位のプランで、帯域確保型のアクセス回線を二重化している。

プランは4種類

 一方、「Business Grade」(国内のギャランティプランに相当)は、帯域確保型のアクセス回線をメイン回線に用い、バックアップ回線に帯域確保指定のないベストエフォート型のアクセス回線などを用いて冗長化した信頼性の高いプランだ。

 また、「Economy Grade」(国内のバーストプランに相当)は、メイン回線に一部帯域確保型(契約帯域の一部を確保)のアクセス回線を用い、バックアップ回線に帯域確保指定のないベストエフォート型のアクセス回線などによる、品質とコストの両立を実現したプラン。4つ目の「Light Grade」(国内のベストエフォートプランに相当)は、メイン回線に帯域確保指定のないベストエフォート型のアクセス回線を用い、バックアップ回線にワイヤレス回線などを用いた、コスト重視のプランとなる。

 価格は、海外での利用料金は国ごとに異なることから個別問い合わせとなる。

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