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双眼鏡とフルHDハンディカムが一体化!?

3Dビデオカメラにもなるソニーの電子双眼鏡に触ってみた

2011年09月30日 13時10分更新

文● ASCII.jp編集部

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「DEV-3」

「DEV-3」。仕様的には3Dハンディカム「HDR-TD10」に近い

 ソニーから、フルHD動画の撮影が可能な電子双眼鏡「DEV-3」が発表された。11月11日発売予定で、予想実売価格は13万円前後となる。

 現在の一般的な“録画機能付き双眼鏡”は、見るためのレンズとは別に撮影用のレンズ(&録画ユニット)を搭載する。しかし本機は、双眼鏡に1/4型CMOSセンサー(Exmor R)を2つ埋め込んで録画機能を完全に一体化。見ている映像をそのまま録画できるのが特徴だ。

同社のデジカメなどで採用されている「Gレンズ」を2つ搭載

同社のデジカメなどで採用されている「Gレンズ」を2つ搭載

外観はかなりガッチリとした印象。ただし防塵防滴仕様ではない

外観はかなりガッチリとした印象。ただし防塵防滴仕様ではない

上部にはボタン類が多数。中央にはアクセサリーシューがあり、同社の一眼デジカメ用外部モニター「CLM-V55」などを装着できる

上部にはボタン類が多数。中央にはアクセサリーシューがあり、同社の一眼デジカメ用外部モニター「CLM-V55」などを装着できる

 レンズは0.8~10倍までの光学ズームが可能で、AFによる自動ピント合わせもできる。さらに縦、横、回転ブレに対応する手ブレ補正機能(アクティブモード)まで搭載する。

側面には音声入出力やHDMI出力、USB端子などを搭載する

側面には音声入出力やHDMI出力、USB端子などを搭載する

 動画撮影は60p(AVCHD Progressive)に対応するほか、3D撮影にも対応。HDMI出力を装備しており、テレビに撮影した映像を出力することも可能だ。なお、3D撮影時のズーム倍率は0.5~5.4倍となる。

本体前方にメモリーカードスロットを搭載

本体前方にメモリーカードスロットを搭載

上部にはマイクを内蔵する

上部にはマイクを内蔵する

 内蔵メモリーは搭載せず、データはメモリーカード(SDメモリーカードもしくはメモリースティック DUO)に保存される。なお、静止画(2D)撮影も可能だが、動画と静止画の同時記録はできない。

電子ビューファインダーを採用。目幅の調整や左右の液晶パネルの輝度調整なども行なえる

電子ビューファインダーを採用。目幅の調整や左右の液晶パネルの輝度調整なども行なえる

底面にある電池室。オプションの大容量バッテリー用が収まるように空きスペースがある。大容量バッテリーなら2Dで約9時間40分使える

底面にある電池室。オプションの大容量バッテリー用が収まるように空きスペースがある。大容量バッテリーなら2Dで約9時間40分使える

 ファインダーは電子ビューファインダーで、122.7万画素、0.45型の液晶パネルを2つ搭載。2Dはもちろん3D表示も可能だ。

 本機の特性上、見るだけであっても電源(バッテリー)が不可欠になる。バッテリーによる駆動時間は2D表示で約4時間50分、3D表示で約4時間20分。連続撮影時間は、2Dで約3時間、3Dで約2時間40分となる。

 なお、DEV-3はコンシューマー向けだが、業務向けのハイエンドモデル「DEV-5V」(予想実売価格20万円前後)も同時に発表されている。DEV-3と基本機能は変わらないが、DEV-5Vには最大20倍のデジタルズームとGPS機能が備わっている。さらにキャリングケースやストラップ、大型アイカップなどが付属する。

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