柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第82回

Androidスマートフォンをウィルス・不正アクセスから防御する技

安心が欲しいユーザーは大手メーカー製アプリを選ぼう

　Androidスマートフォンをビジネスで使っている場合、無料アプリだと不安になるかもしれない。そんな時は、大手メーカー製の定番アプリを導入しよう。例えば、トレンドマイクロの「ウイルスバスター モバイル for Android」は、不正アプリの検索機能に加え、端末を紛失した時の捜索や保護機能、迷惑電話や迷惑メッセージ対策機能、Web脅威対策機能などを備えている。インターフェースはこなれており、言語はもちろん日本語で、誰でも迷わずに利用できる。価格はダウンロード版が2980円/年。無料アプリがあるので高く感じるが、きっちりサポートが付いている老舗メーカーのサービスと言うことを考えれば、十分に安い。月額250円で不正アプリの被害を防ぎ、万一の際に端末を発見できることを考えれば安いものだ。

「ウイルスバスター モバイル for Android」のメイン画面（無料体験版）。シンプルなUIなので迷わず使える

登録したメールアドレスに「盗難/紛失時の対策Web」のURLが届く。ブラウザ上で、端末をロックしたりできる

画面をロックできる

　「ノートン モバイルセキュリティ」（2980円/年）や「カスペルスキーモバイルセキュリティ9」（2625円/年）、「エフセキュア モバイル セキュリティ for Android」（3500円/年）など、ほかのメーカーのアプリも年額3000円前後でリリースしている。ひととおりの機能はほぼ網羅しており、ウィルスやスパイウェア対策に加え、端末の遠隔ロックや情報消去機能などが利用できる。