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「IIJ広域負荷分散サービス」は月額5万円から

国外サーバーにも対応するIIJ広域負荷分散サービス

2011年04月06日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 4月5日、インターネットイニシアティブ(IIJ)はユーザーのWebサーバーの稼働状況に併せてアクセス先を自動的に振り分け、Webサイトの安定稼働を実現する「IIJ広域負荷分散サービス」を5月より提供すると発表した。

「IIJ広域負荷分散サービス」のイメージ

 これは、事前に登録されたWebサーバーをIIJのシステム上で常時監視。その結果をもとに、ポリシーに従ってアクセス先を自動的に振り分け、負荷分散を行なうサービス。

 1つ目の機能は、メインサーバーがダウンした場合にアクセス先を自動的に予備サーバーに振り分ける機能を提供する。これにより、首都圏と関西など、物理的に離れたロケーション間で、バックアップサイトを運営できる。また、監視は国内だけでなく、国外に設置してあるWebサーバーも対象とする。

 もう1つの機能は、複数用意されたWebサーバーに対するアクセスの分散。分散方法として、登録されたすべてのサーバに対して均等に振り分ける「ラウンドロビン方式」、サーバごとに設定された割合に従って振り分ける「レシオ方式」から選択できる。

 また、IIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」を利用したWebサーバーと組み合わせることで、メインサーバーの障害時に「メンテナンス中」といったWebページを自動表示させることもできる。これにより、「ディザスタリカバリまでは不要だが、閲覧不可だけは防ぎたい」というニーズにも柔軟に対応できるという。

 IIJ広域負荷分散サービスの料金は、初期費用が5万円。月額料金は、FQDN(Fully Qualified Domain Name)が1つとIPアドレス5つを含む基本機能で5万円となる。また、オプションでIPアドレスの追加なども可能だ。

IIJ広域負荷分散サービスの料金

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