100GB弱のデータを書き込むには
2時間以上もかかる!
BRP-U6Xは豊富なユーティリティソフトを同梱しており、データの書き込みには付属の「Nero Express Essentials」を利用する。ソフトを起動すると作成するディスクの選択画面が出るので、「ブルーレイデータディスク」をクリックする。その際には左側の詳細画面を開いてドライブを選択する。
続いて保存したいファイルやフォルダーを登録する。メニューから選ぶだけでなく、エクスプローラーからドラッグ&ドロップで登録できるのは手軽だ。まずは100GBのBD-Rディスクいっぱいに書き込んでみた。とりあえず100GBほど登録したら、ファイル容量のゲージが一部黄色くなった。記録容量オーバーだ。
CD-RやDVD-Rでも同様だが、容量の計算方法がWindowsと異なるうえ、リードイン・リードアウトといった管理領域を書き込むため、実際に利用できる容量は100GBより小さくなる。95GBほどに減らしてみたが、またもオーバー。オーバーすると再度書き込むデータを登録し直す必要があり、非常に面倒。ファイルの登録画面で残りの容量を正確に表示したうえ、オーバーしたときには警告してほしいところだ。
4倍速の書き込みの場合、転送レートは最大約18MB/秒になる。これはDVDの12倍速よりも少し速い程度だ。トータルで書き込みにかかった時間は、転送レートのテストを除いても2時間6分もかかった。
デジカメ写真のバックアップに
BDXLにバックアップするデータは、編集する必要がなく、ずっと保存しておきたいデータを優先しよう。例えばデジタル一眼レフカメラで撮り溜めた写真やスキャン画像をまとめたPDFファイルなどだ。写真はHDDに入れて普段から活用するとしても、現像済みのRAWデータなどは光学メディアに保存しておくといいだろう。そんなデータが100GBを超したら、BDXLにまとめて書き込めばいい。
なお、付属の動画編集ソフト「DVD MovieWriter 7 BD Version」は、残念なことにBDXLメディアへの保存に対応していない。またNero Express Essentialsでも、AVCHDなどの動画を扱うにはバージョンアップが必要になる。付属ソフトだけで完結しないのは残念だ。
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