100枚以上の書類を裁断するならSOHO・業務用
![]() | アコ・ブランズ・ジャパンの「GCS100AFX」 |
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PSD-101は手ごろな価格で電動なのが魅力的だが、筆者としては1回で最高5枚、連続動作3分間ではやや物足りない感じだ。例えば機密保持契約を結んだ資料や単行本の校正紙などは、一定期間後にまとめて処分している。そうなると100枚単位になるので、もう少しパワフルなシュレッダーが必要なのだ。
実売価格が約3万円前後と高くなるが、最近人気を集めているアコ・ブランズ・ジャパンの「GCS100AFX」を使ってみた。サイズは幅310×奥行き445×高さ435mm、重さも10.7kgとヘビー級。個人宅では置き場所に頭を悩ませそうだ。
GCS100AFXはオートフィーダーを内蔵しており、連続動作は最大10分、最大100枚までの紙を自動細断できるのが売りだ。しかも、スキャナーのようにきれいにセットする必要はなく、カバーを開いてトレイにどさっと乗せるだけでいい。すると、ローラーが吸い込んで細断してくれるのだ。
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| 「AUTO+」ボタンを押してカバーを開く | トレイには100枚までの紙をセットできる |
カバーがあるからか、裁断中の動作音は意外と静かだ。PSD-101よりも騒音は小さく感じる。また何より嬉しいのが、ステープルで止められた書類をそのままトレイに入れてもいい点だ。ただし、10号針より大きい針を使っている場合は、外す必要がある。
![]() | 10号針までのステープル針なら付けたままでも裁断できる(赤枠部)。その際には、針の隙間がある面を下に向けてセットする |
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GCS100AFXの細断方式はクロスカットだが、紙片サイズは4×50mmとやや大きめ。ただし、ミスカットはほとんどないようだ。細断速度はPSD-101が1分間に2mなのに対して、GCS100AFXが1分間に1.5mとやや遅め。とはいえトレイに置くだけなので、大量の書類を処分するときの作業時間は短くて済む。カバーの上から6枚ずつ手差しで細断することもできるが、たとえ6枚でもトレイを開けて放り込む方が楽だ。
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| 細断された紙片 | ダストボックスは簡単に引き出せる。ダストボックスが満杯になると検知して、警告ランプが光るのでトラブルも防げる |
CD/DVDの細断には対応していないが、クレジットカード類のクロスカットができるのは見逃せない。カードが細切れになるので磁気部分は読み取れなくなるし、カード番号や口座番号もわからなくなる。名刺もトレイとクレジットカードスロットのどちらに入れてもクロスカットしてくれるので、情報漏洩はばっちり防止できる。
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| クレジットカードも細断できる | カード類もクロスカットできるので安心 |
筆者の使い方なら、GCS100AFXが一番便利だ。しかしスペースを取らないうえ、一番細かくカットできるPSD-11や、利便性とコストパフォーマンスのバランスがいいPSD-101も魅力的だ。処理する書類の量で選ぶといいだろう。
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シュレッダーで細断した紙片ゴミの扱いは自治体によって異なる。ちなみに品川区では「資源ゴミ」となる。筆者(法人)が出す場合は事業ゴミとなるので有料だが、個人なら無料で出せる。ただし大量のシュレッダーゴミを一度に出すと、収集する人が「これは事業ゴミ」と判断して、持っていってくれない場合がある。その際はあらかじめ収集する事業所に電話しておき、その日に出すシュレッダーゴミは個人のゴミだということを伝えておこう。
最後に、シュレッダーで細断された紙片を復元するニーズもあり、その手の技術も進化している。例えば紙幣をシュレッダーに入れてしまったり、裁判相手が廃棄した紙片を入手し、証拠として利用したい時に復元サービスを請け負う企業が存在するのだ。クロスカットとはいえ、完全に復元不可能というわけではないことは覚えておいてほしい。
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筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスパソコンテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「PDFビジネス徹底活用技」(技術評論社)、「Linkedln人脈活用術」(東洋経済新報社、共著)。
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