パーソナルテレビだからこそ画質に妥協したくない
中小型テレビにおける高画質へのこだわりって何?
上位モデルで培った高画質技術を採用して
高画質を追求していること
中小型テレビというと、どうしてもクオリティより値頃感が重視されているイメージを持たれがち。しかし「L32-HP07(B)」では画質面でもさまざまなこだわりが見られる。具体的には、明るく高コントラストな映像を映し出すLEDバックライト搭載に加え、上位モデルの高画質画像処理技術を受け継いだ「ピクチャーマスター」を採用し、より美しい映像を楽しめるのだ。
この「ピクチャーマスター」は上位モデルで実績のある高画質技術であり、特に注目したいのが「カラーリミッター」。真っ赤なバラやドレスのような原色の濃い色はどうしても、鮮やかさはあっても、階調感のとぼしいベッタリとした赤になってしまいがちだ。しかし、「L32-HP07(B)」で搭載された「カラーリミッター」では、映像ごとに色の情報を分析することで、色が飽和することなく微妙な階調までしっかりと表現する。このため鮮やかなだけでなく、細やかな色のディテールまでもしっかりと再現できる。
もうひとつが「アドバンスドノイズリダクション」である。高精度な映像の解析により、ノイズリダクション効果を適切に調整するため、ディテールの欠落を抑えながらノイズだけを効果的に除去できる。これらによりノイズの少ないすっきりとした映像で、ディテールや色も鮮やかに映し出すのである。
実際に「L32-HP07(B)」を見ても、元々の映像に対し、忠実感のある画質の傾向や精細さは上位モデルにかなり近く、色の豊かさやノイズの少ないスッキリとした再現のため映像が緻密である。これは中小型テレビとしてはかなりの実力の高さだ。
画質の自動調整機能のデフォルトを
自分好みにカスタマイズできる
「L32-HP07(B)」の画質面でのもうひとつの特徴が「インテリジェント・オート高画質」である。これは「部屋の明るさ」「照明の種類」「映像の明るさ」「番組のジャンル」に合わせて最適な映像の設定に画質を自動調整してくれるものだ。
この「インテリジェント・オート高画質」があるので、昼間の明るい室内はもちろん、夜の照明を付けた部屋、就寝時に照明を落とした環境のいずれでも、目に優しくきれいな映像を快適に楽しめる。これはよりパーソナルなスタイルでテレビを視聴する、個室や寝室で使うテレビにはとても便利な機能と言えるだろう。
また、この「インテリジェント・オート高画質」では、マニュアル設定で明るさやコントラスト、色の濃さなどの項目を微調整できる。テレビに“お任せ”と言っても「もっとメリハリの効いた画質が好き」など、当然それぞれに好みはあるだろう。自分が好ましいと感じる画質に調整しておけば、その画質を基準として、照明の変化や番組ジャンルなどに合わせて最適に切り替えてくれるわけだ。自分で画質を追い込んで使いたいというこだわり派の人にうれしい機能である。
ネットワーク対応機器が今後増えると予想できるが
中小型テレビのネットワーク機能で何ができるの?
DLNA対応テレビなら
他のDLNA対応機器との連携で楽しみが広がる
「HP07シリーズ」は、DLNAのサーバー/クライアントの両方に対応しているので、日立WoooなどのDLNA対応機器であれば、「HP07シリーズ」に録画した番組をネットワーク越しに再生可能だ。DLNA機器はテレビ、レコーダーといったAV機器に限定されない。PCにDLNA対応ソフトウェアをインストールしても(※4)、同じように録画した番組を見ることができる。
※4:市販のPC専用ソフトウェアが必要です。DTCP-IP非対応のDLNA対応機器では再生できません
その逆で、DLNAサーバーに対応した日立Woooに録画した番組を、自室の「HP07シリーズ」から視聴することも可能だ。会社から帰宅して録画しておいた番組を見ようと思っても、リビングのテレビは子供たちが視聴中。こんなときでも個室の「HP07シリーズ」から気兼ねなしに録画番組が見られる。つまり日立Wooo同士であれば、録画した場所は関係なく楽しめるようになると言える。
また、ネットワーク経由で再生する場合も、早送りや早戻しはもちろん便利な「30秒スキップ」や「10秒バック」も利用できる。ネットワーク経由で操作していることを意識せず、内蔵HDDと同じ感覚で快適に番組を楽しめるのは大きなポイントだ。
このようなDLNAによる利便性は、のちのちDLNA対応機器を追加したときでも享受できる。現在DLNA対応機器を持っておらず、1台目のテレビを購入するという人でも、将来性を考えるのであれば、DLNA対応かどうかは意識しておきたい。
インターネットを利用した
情報検索や動画配信も楽しめる
「HP07シリーズ」のネットワーク対応は家庭内での利用にはとどまらず、インターネット上の情報やコンテンツを活用する機能も持っている。たとえば日立独自のインターネット用ポータル「Wooonet」が利用可能で、インターネット上からの情報チェックやショッピングが可能。さらには「アクトビラ」や「TSUTAYA TV」、「NHKオンデマンド」などの動画配信サービスにもアクセスできる。
より大画面を求めるなら「ZP05シリーズ」「XP05シリーズ」
シンプルな「H07シリーズ」も見逃せない
記事本文で紹介しているのはパーソナルな使い方が前提となる中小型テレビだが、リビングに置くのであれば、40V型以上の大画面モデルも視野に入ってくるだろう。
高いコントラストを実現した「S-LED(スリムブロックLEDパネル)」搭載の液晶テレビ「ZP05シリーズ」や、プラズマテレビも用意された「XP05シリーズ」では、より大型のモデルもラインナップされているとともに、超解像技術の搭載など画質面でも磨きがかけられている。また「ZP05シリーズ」「XP05シリーズ」は地デジ3チューナー搭載でダブル録画しながら別番組を見られる。とことん画質と機能を求めたい人にオススメだ。
シンプルな製品という意味では「H07シリーズ」も視野に入ってくる。37V/32V/26V/22V/19V型と多様なラインナップを持つ「H07シリーズ」は、録画機能こそ持たないが、前述したDLNAのクライアント機能に対応。「HP07シリーズ」や「XP05シリーズ」など、録画機能を持つ日立Woooと組み合わせると、録画した番組をネットワーク経由で視聴できる。