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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第50回

自宅にいながら新作映画をオンデマンドで観る技

2011年02月01日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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価格は高めだが、ツボを押さえる「PSストア」

 PS3を持っているなら、ソニーのオンラインサービス「PSストア」を使ってみよう。ハリウッドメジャーや日本のアニメなど1500タイトル(合計5000エピソード以上、2010年12月時点)のラインアップを揃えている。ストリーミング再生に加えて、視聴制限のないセル方式も選べる。操作画面は見慣れたPS3のインターフェースで、レスポンスも良好だ。

PSメニューから「PSストア」にアクセスする

映画などの「ビデオ」は、カテゴリーごとに分類されている

「スパイムービー」や「珠玉の傑作ファンタジー」など、雑誌の特集のようにお勧めタイトルをまとめているのが便利

詳細情報を開いたところ。視聴するなら「今すぐレンタル」をクリックする

 PSストアでは、「ウォレット」というプリペイド式の電子マネーで支払いを行なう。まずはクレジットカードなどを登録して、ウォレットに必要額を入金しよう。レンタルでも映画のデータはダウンロードされる。HD映画の場合、回線によってはダウンロードに数十分かかることもあるが、すぐに再生を始める「ダウンロードしながら再生」もできる。

「ダウンロードしながら再生」(赤枠内)をクリックすれば、再生しながらバックグラウンドでダウンロードを続けてくれる

DVDビデオと同様、操作はPS3のコントローラーで行なう

 Apple TVと比べると、ラインアップはやや少ないようだ。特に洋画などを検索していると少なさを感じる。しかも値段は高め。例えば「トップガン」の場合、HD版は500円でSD版が300円。これがApple TVだと、HD版で400円だ。新作ではHDが600円、SDが400円という作品も多い。視聴期間は購入後30日間で、再生開始からは48時間以内といった制限は、Apple TVと同じだ。

 それでも、PSストアを押さえておきたいのは、時々ツボを突いた作品を用意しているからだ。例えば、Apple TVにはなかった「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」の日本語字幕版がHD版で用意されている。600円と安くはないが、作品があるのとないのでは大違いである。

 「機動戦士ガンダムUC」も見逃せない。2010年に劇場公開と同時に配信を開始。開始当初のレンタル価格は、HD版が1000円、SD版が700円だったが、筆者に言わせれば安い買い物だ。現在「episode 1」はそれぞれ、600円/400円に値下げされている。最新の「episode 3」は3月5日配信スタートの予定。さらに同作は、視聴開始から72時間視聴できるのもポイントだ。週末にレンタルし、満足いくまでじっくりと繰り返し観るのもいい。

キラーコンテンツのひとつ「ガンダムUC」がいち早く観られる

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