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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第50回

自宅にいながら新作映画をオンデマンドで観る技

2011年02月01日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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観たい映画は、その場でダウンロードして鑑賞しよう!

 自宅での映画鑑賞には、連載48回で取り上げたオンラインレンタルDVDサービスが手軽だ。しかし、タイミングによっては見たいDVDが借りられないことがある。またオンラインレンタルDVDサービスでは、新作ほど借りにくいのもネックだ。やはり、話題の新作は旬のうちに早く観たい。

 そこで今回は、「Apple TV」やプレイステーション3(以下PS3)を使って、新作映画をオンデマンド視聴する技を紹介しよう。

オンラインで映画をダウンロード再生する

 映画のオンデマンドサービスが急速に充実しつつある。遅れ気味だった日本でも、ようやく環境が整ってきたのだ。それも、パソコンのウェブブラウザーや動画プレーヤーで再生するのではない。リビングの大画面テレビで、ハイビジョンの映像と5.1チャンネルのドルビーサラウンドで楽しめるのだ。

 オンデマンドサービスの一番の魅力は、観たいときにすぐに観られること。レンタルビデオ屋に出かけたり、オンラインレンタルの配送を待つ必要がない。しかも、新作であろうと「貸し出し中」で観られないということがない。

 料金はサービスやタイトル、画質によって異なり、おおむね200~1000円程度。一般的な作品なら400~500円という感じだ。タイトルによっては、SD画質(720×480ドット)とHD画質(1280×720ドット)、字幕版と日本語吹き替え版が用意されている。

 オンデマンドサービスはいくつもあるが、今回は今ホットな「Apple TV」と、ユーザー数が多いPS3向けの「PlayStation Store」(以下PSストア)、さらにPS3などのBDドライブ搭載機器で利用できる「DMM.TV」の3つをチェックしてみる。

秀逸なUIと手軽さが魅力のApple TV

手のひらサイズの「Apple TV」

 2010年11月に、鳴り物入りで発売されたApple TV。8800円という安さもあり、早速購入した人もいるだろう。しかし、ストレージなしのストリーミング再生のみということで、どんなデバイスなのかよくわからず、様子見をしている人もいる。

背面には有線LAN、HDMI出力、光デジタルオーディオ出力などを備える

 Apple TVは有線LANもしくは無線LANでインターネットに接続して、iTunesで配信されている映画やYouTubeなどのインターネットコンテンツ、パソコンやiPhone、iPad内の動画をHDMI出力経由で大画面テレビに再生できるデバイスだ。98mm四方のコンパクトボディーはアップルらしい魅力的なデザインにまとめられており、付属のリモコンもスタイリッシュだ。

 操作画面のインターフェースもさすがの出来映えだ。メイン画面は「ムービー」「インターネット」「コンピューター」「設定」の4項目だけ。映画をレンタルする場合は、「ムービー」を開く。動作はきびきびしており、鈍い反応にイライラするようなことはない。

シンプルなメイン画面

 「トップムービー」ではお勧めの作品が表示される。新作もここでチェックできる。タイトルをクリックすると、作品の内容が表示されるので確認しよう。プレビューを観て雰囲気をつかんでもいい。いまいちピンと来なかったら「視聴者はこんな映画も見ています」を参考にしよう。同じ傾向の作品が並んでいるはずだ。

トップムービーでは、人気作品や注目作品を紹介している

映画を選択すると作品情報が開く

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