HDD+BD内蔵タイプも続々登場!? 人気上昇中の録画テレビ
東芝や日立製作所が力を入れてきた録画機能付きのテレビが、各社の参入もあって今年一気にブレイクした。
人気が高まったポイントのひとつが、HDD+BDモデルが増えたことだろう。前ページでも紹介したパナソニックの「RT2B」シリーズ(46V/42V型)、ソニーの「HX80R」シリーズ(55V/46V/40V型)、三菱の「MDR1」シリーズ(55V/46V/40V型)と、3D表示にまで対応した高機能モデルも登場している。
また日立もBDは非搭載ながら「Wooo ZP05」(42/37V型)、「XP05」(50V/46V/42V/37V/32V型)など、Wooo全5シリーズ中、4シリーズでHDD内蔵モデルを用意(関連記事)。一方でHDD非搭載ながら、シャープの「LB3」シリーズ(52V/46V型)と「LED REGZA ZG1」(55V/47V/42V型)、「同 F1」(55V/46V型)は外付けのUSB HDDへの録画を可能としている。
HDD+BD内蔵の録画テレビなら、タイムシフト主体のテレビ録画に加えて、大事な番組をBDに残せるし、さらにBD/DVDソフトの再生もテレビだけでできてしまう。今の時期にはじめてデジタル放送対応の薄型テレビを買うとなると、録画のために別途BDレコを購入するなど、テレビ以外の出費も気になるが、HDD+BDの録画テレビならば、テレビだけで済んでしまうメリットもある。
使い勝手については、ソニーや三菱がBDレコの機能をほぼ盛り込み、編集などもすべて使える多機能型にしている一方、パナソニックやシャープでは、編集機能などは省略し、あくまでも簡単に使えるように作っている。
録画機能についても各社によって異なるし、必ずしも同メーカーのBDレコと同じ機能が使えるわけではないので(最新レコーダーの機能をほぼすべて盛り込んだソニーのEX80Rが逆に例外的存在)、機能の違いを見極めることも重要なポイントとなる。
あえてBD内蔵を選ばない手もあり!?
それまで録画テレビの代名詞だったHDDのみ内蔵のタイプだが、こちらも健在だ。HDD内蔵だけでなく、最近はUSB HDDを追加して必要に応じてテレビ録画ができるモデルも増えている。東芝は主要モデルのほとんどがUSB HDDの接続に対応しているし、シャープなどもUSB HDDの接続に対応したモデルが出てきている。
HDD+BDモデルが登場した現在、こちらはタイムシフト視聴を主体とした気軽なテレビ録画が主たる使い方と考えていいだろう。見終わったら消す番組はテレビで、残しておきたい番組はBDレコで、という使い分けだ。
なお、東芝の上位モデルはネットワークダビング機能で同社のBDレコーダーに番組をダビングできるので、録画テレビとBDレコを組み合わせて使う人もいるだろう。日立のXP05シリーズ、ZP05シリーズもパナソニックの最新BDレコーダーへのネットワークダビングが可能になっている。
薄型テレビはもともと番組表なども備えているので、USB HDD追加によるテレビ録画機能は極端な価格の上昇につながらないので、今後はむしろほとんどのテレビが録画対応になるとも考えられる。
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