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次世代のキヤノンが見えた、技術展示会

Canon Expo 2010──超大型撮像素子や未来の会議に興奮

2010年11月12日 09時00分更新

文● ASCII.jp

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業務用ディスプレーに力を入れる

 会場では業務用の高精細液晶ディスプレーの展示も目立った。4K2K時代の映像制作を視野に入れた製品だと想像される。

キヤノンは今後、高精細液晶ディスプレー市場への参入を考えているのか、ディスプレーの参考展示も目立った。写真は30インチで4096×2160ドット(4K2K:フルHDの4倍)の解像度を実現したディスプレー。実際に目にするとハッと息をのむ

こちらは4K2Kの映像を撮影できるビデオカメラ。試作機ということもありRAWで出力し、パソコン側で映像処理を行っている

印刷時の悩みごとは「見たままを紙に出力できない」ということだが、右写真の展示では光沢紙やマット紙など紙の質感をシミュレーションし、光の映り込みで見え方がどう変わるかなどをディスプレー上で再現するデモ。非常にリアルで驚かされる。一方右写真は、クリアトナーを塗布した紙の状態を再現するデモ。従来はオペレーターの勘に頼っていた側面をより確実なものにする試み

会場に展示されていたデザインスケッチ。こうした資料も中々目にする機会が少ないのではないか

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