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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第172回

狛犬との構図が面白い! 神社の猫撮影

2010年10月22日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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去っていく途中、うにょんと伸びをした瞬間を思わず撮影。顔がちょっとブレちゃったのが残念(2010年10月 ソニー NEX-5)

去っていく途中、うにょんと伸びをした瞬間を思わず撮影。顔がちょっとブレちゃったのが残念(2010年10月 ソニー NEX-5)

 自転車で参宮橋から代々木八幡に抜ける旧道をたらたらと走ってたら、山手通りの信号がちょうど赤になったので止まる。ふと振り返ると、代々木八幡宮に上る階段のちょうど真ん中にうずくまってる女性の後ろ姿がっ。

 あわてて自転車を隅に寄せて止め、バッグからカメラ(今回はファームアップが完了したNEX-5)を取り出しつつ、そっと近づく。

 ああやはりっ。彼女が立ち上がったあとには黒猫が一匹。あの後ろ姿は猫を撫でているものだったのである。

鳥居に向かう階段の途中でくつろいでいる黒猫(2010年10月 ソニー NEX-5)

鳥居に向かう階段の途中でくつろいでいる黒猫(2010年10月 ソニー NEX-5)

 神社に続く階段の中ほど、左右のちょうど中間。つまりど真ん中がお気に入りのようで、中央にある手すりの真下あたりでくつろいでいる。なぜそんな人通りの多い場所が好きなのか謎だが、落ち着くらしい。

 かといって人が好きなわけでもないらしく、わたしが近づいていくと、たたっと後ずさって高いところに飛び乗り、様子を見てる。そっと近づくと、逃げる素振りはない。

近づいても逃げなかったのでぐぐっと顔のアップを。きりっとした猫だった(2010年10月 ソニー NEX-5)

近づいても逃げなかったのでぐぐっと顔のアップを。きりっとした猫だった(2010年10月 ソニー NEX-5)

 カバンをまさぐるとひと袋だけ猫用のおやつが入っていたので誘ってみる。すると、遠くから「にゃあ」と声がして別の猫登場。どこに隠れていたんだか、めざといやつがいるものである。

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