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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 ― 第36回

年額9800円のMobileMeをお釣りが来るほど使い倒す技

2010年10月19日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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MobileMeで情報共有の手間を軽減する MobileMeで情報共有の手間を軽減する

 iPhoneやiPadのユーザーなら、「MobileMe」というサービスを聞いたことがあるだろう。アップルが提供するクラウドサービスで、複数のデバイスで情報を同期できるのが特徴だ。

 しかし、年額9800円という料金を見て、スルーしている人は多いのではないだろうか。確かに高いが、使いこなせばその価値は十分にある。今回は、MobileMeを使い倒して、1万円分のモトを取る技を紹介しよう。

複数デバイスのデータを同期できる
クラウドサービス「MobileMe」

60日間の「フリートライアル」を用意
60日間の「フリートライアル」を用意

 MobileMeは、当初Macユーザー向けにスタートしたウェブサービスで、メールや連絡先、カレンダーやネットストレージなどの機能を備えている。1年間の利用料金は9800円で、使い続けるには毎年更新する必要がある。60日間のフリートライアルが用意されているので、まずは試してみよう。クレジットカード情報を入力する必要があるが、トライアル期間が終わる前に解除すれば、料金はかからない。

 MobileMeを購入する場合は、パッケージが送られてくる。パッケージと言っても、起動コードが貼り付けられた冊子とシールだけだが。MobileMeのウェブサイトにアクセスして、送られてきた起動コードを入力すると、メンバーシップを作成できる。MacとWindowsの両方で利用でき、対応ウェブブラウザーはSafari、Firefox、Internet Explorer 8(IE9にはまだ未対応)をサポートしている。

 MobileMeは「メール」「コンタクト(連絡先)」「カレンダー」「ギャラリー」「iDisk」「iPhoneを探す」の6機能を備えている。画面左上の雲のアイコンをクリックすると、アプリケーションのランチャーが表示される。動作はそこそこ高速で、Windows版iTunesのもっさり感にうんざりしている人でも、ストレスなく利用できるだろう。

雲のアイコンで機能を切り替える 雲のアイコン(赤枠内)で機能を切り替える。名前をクリックするとアカウントの設定やサインアウトが可能

 用意された各機能は、特に高機能というわけではない。しかし大きなメリットのひとつとして、MobileMeを介して複数のデバイスで、カレンダーやブックマークなどのデータを同期できることが挙げられる。

 iPhoneユーザーの場合、パソコン上で予定を追加するたびに、ケーブルを接続して同期しなければならない。しかしMobileMeを利用しているなら、ワイヤレスで自動的に同期してくれるのだ。iPhoneとiPad、iPod touchなど複数のモバイルデバイスを利用しているなら、さらに手間が省ける。パソコン同士のデータも同期できる。デスクトップとノート、WindowsとMacなどの同期も可能だ。

「MobileMeと同期」にチェック MobileMeで同期する項目をオン
「MobileMeと同期」にチェックして、同期する項目にチェックするiPhoneやiPad側でも、MobileMeで同期する項目をオンにする

 例えば出先で入力した連絡先も、自宅に帰るとすでにOutlookに同期されている。会社でブックマークしたウェブサイトを、帰宅途中のiPhoneで閲覧することも可能だ。どの端末やパソコンでデータを編集・追加しても、自動的にすべての端末やパソコンのデータを更新してくれるのは、とても便利だ。

iPhoneのカレンダー Outlookの予定表
iPhoneのカレンダー(左)とOutlookの予定表が同期される
iPhoneで登録した連絡先
iPhoneで登録した連絡先(左)が、Outlookに反映される

 筆者は特に、カレンダーと連絡先を同期できるのがキラーコンテンツと感じている。iPhoneやiPod touch、iPadを1~2台ずつに加えて、よく使うパソコンだけでも4台ほどあるので、ワイヤレス同期は手放せない。あまり使わないiPod touchや古いiPhoneは、ケーブルでつなぐことが少ないからだ。自分が所有しているデバイスすべてで、同期が全自動で行なわれるのは、一度体験するともう後には戻れない快適さだ。

 データを同期するには、パソコンに「MobileMeコントロールパネル」をインストールする必要がある。これは、MobileMeのアカウントページからダウンロードできる。同期する項目を選択したら、続いてiPhoneやiPadでMobileMeのアカウントをセットアップし、同期する項目をオンにすると、指定したデータが共有されるようになる。

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