荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第168回

おっさん猫の油断した瞬間

涼しくなってくると窓際にやってきて無防備に昼寝するの図（2010年9月 ソニー NEX-5）

　先週は「かふか」特集だったので今週は「大五郎」（どちらも我が家の猫）。大五郎的には「いや、俺のことはほっといてくれ」という風情であるが、そうは問屋が卸さないのである。

　活発なかふかに比べると、大五郎はもういい歳した大人であり、人間でいえばおっさんもいいとこなので、往々にしてぐだぐだしてる。ぐだぐだっぷりが素晴らしい。

ときどきぐたーっとしてる大五郎。後ろに隠れてるのがかふか（2010年6月 パナソニック GH1）

　夏の好きな寝床は棚の下。ベッドの枕元脇に置いてあるスチール製の棚で、抱かれたり膝に乗ったりは嫌いなくせに、人の近くにはいたがるのだ。

夏の定番寝床はここ。猫は狭い隙間が好き（2010年9月 キヤノン PowerShot S95）

　狭い隙間に身体をいれて丸くなって器用に寝てる。この丸さが猫っぽい。

　涼しくなってくると窓際で昼寝である。猫用布団が用意されているので、そこにやってきて気持ちよさそうに寝てる。

春や秋の定番お昼寝場所はここ。やはりかどっこ（2010年9月 ソニー NEX-5）

　猫ってよくこんな風に顔を手でかくして寝るんだけど、あれはなんなんだろうね。まぶしいのか、たまたまなのか。このポーズはけっこう好き。