夏のニューPNDレビュー第4弾は、PNDでカーエレクトロ界にカムバックしたソニーの「nav-u」。静電式のタッチパネルや独特の測位システムがウリだ。
nav-uってどんな機種?
8月7日に発売されるソニーの「nav-u」シリーズの最新モデルが「NV-U76VT」と「NV-U76V」。トップグレードの「NV-U76VT」は、これまでオプションで追加していたFM-VICS受信機能を標準装備したことがトピックだ。「NV-U76V」は従来通り、オプションでFM-VICS受信機能を付けることができる。nav-uシリーズは、PNDながらVICSビーコンユニットがオプションで設定されているので、FM-VICSと組み合わせて装備すれば、優れた渋滞回避のルート探索が可能となる。
静電タッチパネルを使ったモニターや、現在地、メニューボタンは先代モデルと同様のデザイン。フラットで視認性を考慮したというモニターは昼間でも見やすく、タッチパネルは静電式を採用していることで、軽いタッチでスムーズに動く。独自の便利機能として「ジェスチャーコマンド」を装備している。これは、モニターを円を描くようになぞると設定した縮尺に戻ったり、への字を描くと自宅までのルート探索が開始するという便利機能。AV機能でも利用でき、10種類のジェスチャーを使い分けられる。
スペックは、先代モデルと同様の8GBの内蔵フラッシュメモリーを採用。収録されている住所データは約3500万件、電話番号データは約3000万件、名称データは約1000万件、ジャンルデータは約200万件から検索することができる。
検索データで重宝するのがデフォルトで収録されている「グルメぴあ」「全国立ち寄り温泉マップ」「全国名物料理マップ」「ゴルフダイジェストオンライン」など10冊分のガイドブックの情報を集めたグルメ、プレイスポットデータ。これと合わせて、グルメや買い物の口コミ情報を全国のユーザーと共有できる地図情報サイト「PetaMap」から目的地をダウンロードして設定することもできる。最初から収録されているガイドブックデータとPetaMapを両立して使えば、最適なドライブプランが見つかるだろう。
AV機能は、ワンセグ視聴に加え、写真、音楽、動画も楽しめる。動画再生は、ソニー製のブルーレイディスクレコーダーの「おでかけ転送」機能に対応している。PND本体とUSBで繋ぐことで、別売りで装備できるメモリースティックPROデュオに転送可能。これにより、高画質な映像を車内や外出先で見られる。また、本体でワンセグの予約録画もでき、メモリースティックPROデュオに収録して視聴することが可能だ。
内蔵バッテリーはスーパースタミナモードを使うと約6.5時間も稼動できる。これにより、徒歩機能を使った長距離のウォーキングにも対応し、アウトドアでAV機器としても利用できるだろう。
実売価格はamazonだと「NV-U76VT」が約54000円、FM-VICSナシの「NV-U76V」が約44000円ほどと、同クラスのPNDと同じような値段だ。好みによるが、FM-VICSナシのモデルを買ってVICSビーコンユニットを追加で買うという手もある。
外形寸法 | W141×H88.5×D17.5mm |
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重量 | 255g |
ディスプレー | 4.8インチWQVGA 480×272/静電式タッチパネル |
対応電源電圧 | DC12V |
バッテリー駆動時間 | 約3時間(通常モード)/約5.5時間(スタミナモード)/約6.5時間(スーパースタミナモード) |
インターフェイス | 8GB内蔵メモリー/メモリーステックDUOスロット |
測位 | 内蔵GPSアンテナ、自律機能 POSITION plus GT |
地図データ | スケール25m-800km(17段階) |
住所データ | 約3500万件 |
電話番号データ | 約3000万件 |
ジャンル検索 | 200万件 |
VICS | FM VICS内蔵、別売りVICSビーコンユニット対応 |
ワンセグ | チューナー内蔵 |
(次ページへ続く)
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