梅雨が明ければドライブシーズンの到来! 普通車のドライバーから痛車のドライバーまで、夏は様々なイベントが開催される季節でもある。そんなとき、道を間違えたり、渋滞にハマったりしてイベントに遅れてしまうのでは非常に悲しい。そうならないためにはカーナビを利用するのが一番。今回は値段も設置もお手軽なPNDを4回にわたって紹介&レビューする。
トップバッターを飾るのはハイエンドカーナビ「ストラーダ」シリーズでお馴染みのパナソニックがリリースするPND「ストラーダポケット」だ。
ストラーダポケットとはこんな機種
4月に発売されたパナソニックのPND、ストラーダポケットの最新モデルが「CN-MP/SP700」と「CN-MP/SP500」シリーズ。先代モデルのデザインは、モニターまわりが丸みを帯びていたが、新型はスクエアでエッジの効いたタイプとなった。それと、モニターとフレームの段差をなくした、新設計のシームレスフラットパネルを採用している。好みはあると思うが、新型はモニターのまわりもシルバー装飾されていてスタイリッシュになった印象だ。
メモリーは8GBで、PNDとしては十分な容量を持つ。そのため、登録されているデータベースの量は、住所検索約3700万件、電話番号検索約3000万件とかなり豊富。また、表示されるマップの詳細さや再現性も重視している。分かりにくい首都高速の出入口などは、実際の風景を再現しているし、インターチェンジのETCレーンの場所も確認することができる。そして、全国1022の都市では、市街地詳細地図が用意され、3D表示では建物の形がはっきり分かるようになっている。
気になる目的地検索やリルート検索に掛かる時間だが、かなりスピーディに作動する。東京から大阪までのルートを検索する時間はわずか4秒で、5ルートの選択肢が表示される。
また、このモデルから全機種にFM-VICSチューナーが対応となった。付属していない機種も別売りのユニットを購入すれば接続が可能。VICSビーコンほど渋滞情報の正確さがある訳ではないが、渋滞、混雑の2段階で渋滞情報を表示してくれるし、規制や工事などの情報も分かるので便利だ。
※本体の設置場所が不適切だったため、当該写真を削除しました。関係者各位にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。 (2010年7月14日)
他の注目すべき機能として「おでかけストラーダ」がある。Googleマップを利用し、行きたいところやお気に入りのスポットを「おでかけストラーダ」のウェブサイトに最大30件の登録が可能。登録した情報は、SDカードを経由してストラーダポケットにインストールすることができる。なので、ドライブのときはあらかじめ、Googleマップで立ち寄り先を探しておけば、クルマに乗って目的地登録をするだけで検索する手間も省けるだろう。
AV機能はというと、ワンセグチューナーを内蔵しているので、ドライブ先や自宅でもテレビを見ることができる。SDカードを差し込めるスロットがあるので、記録した動画や音楽、フォトモードにすれば写真を再生する機能も持ち合わせる。音声は、FMトランスミッターを使い車両のスピーカーから流すことも可能。野外では、内蔵スピーカーがあるので、そこから聞くことになる。内蔵バッテリーの稼働時間は約3時間あるので、アウトドアで使うこともできる。なお、今回レビュー使用した「CN-MP500VD」のスペックは以下の通り。
外形寸法 | W139×H89×D25mm |
---|---|
重量 | 302g |
ディスプレー | 5インチワイド 480×272/感圧式タッチパネル |
対応電源電圧 | DC5V(付属のシガーライター接続時) |
バッテリー駆動時間 | 約3時間 ※使用状況や環境により異なる |
インターフェイス | microSDカードスロット(8GB SDHCサポート) |
測位 | 内蔵GPSアンテナ 3Dハイブリッドセンサー |
地図データ | 8GBのmicroSDHCメモリーカードに収録 スケールは25mから200kmまで |
住所データ | 約3700万件 |
名称検索データ | 約900万件 |
電話番号データ | 約3000万件 |
周辺ジャンル検索 | 175種類 |
VICS | FM-VICSチューナー内蔵 |
ワンセグ | チューナー内蔵 |
(次ページへ続く)
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