3ヵ月でじっくり取り組む場合
3ヵ月目標の中期コースは選択できる行動プランが200もあり、無理のないスケジュールを組める。もっとも200のプランから理想のものを選ぶのは難しい。そこで日々の生活習慣や性格、行動パターンを確認できる「セルフチェック」と「性格診断テスト」を行なうことで、20のプランにまで絞ってくれる。あとは各週ごとに、どのプランを行なうか決める。このプランは後から変更もできるので、まずは気軽に設定してみよう。
次に応援キャラクターを設定。「女王様」や「ロボット教師」「モエ」「隊長」「いけめん」の5人の中から1人を選ぶと、そのキャラクターが毎日メールを送ってきて、行動プランの進捗状況を確認し、励ましてくれるのだ。
このアドバイスメールは、前日の歩数計の測定結果や消費カロリー、体重を表示し、現在までの達成率(ポイントやがんばり度)を伝える。この毎日届くメールによって、健康を気遣う習慣が自然と身についていく。メールの受信時間は設定することができるので、毎朝チェックできるようにしたり、昼食時に見るようにしてもよい。なおパソコン、携帯電話のどちらでもメールは受信できる。
携帯電話にiアプリをインストール
コースや行動プランを決めたら、次に携帯電話に2つのiアプリをダウンロードする。「深体創工房」と「深体創工房起動アプリ」だ。どちらも深体創工房のケータイサイトからダウンロードできる。後者の起動アプリは、歩数計や連携しているタニタの体組成計の情報をサーバーにアップロードするためのアプリで、設定さえすればほとんど使うことはない。主に使うのは前者の「深体創工房」アプリになる。
ところで、ここで忘れてはいけないのが、携帯電話の歩数計の設定。利用できる状態にしておかないと、歩数や消費カロリーの情報をサーバーに送れないので、確認しておこう。ちなみに今回使った富士通製「F-09A」では「MENUキー」→「LifeKit」→「ウォーキング/Exカウンター」で利用設定ができる。
「深体創工房」アプリで脈拍測定!?
いよいよ深体創工房アプリを使ってみよう。主に行なえるのは、体重や脈拍などの登録と確認、行動プランの確認や日記を書くこと。連携機器のタニタの体組成計などを使っている場合は、その数値も確認できる。
また富士通の携帯電話の中にはインカメラを使って脈拍を測定する機能があり、このアプリ内で測定をすることができる。1日を3回に分けて、朝昼晩の情報を登録し、グラフで比較することができる。
また、体重を入力した場合は、あらかじめ設定されている身長から肥満度を示すBMIを自動的に算出するなど、一度登録した情報が自然と活用できる仕組みとなっている。設定できる項目自体はたくさんあるのだが、実際に使ってみると意外とシンプルな操作で済み、簡単だ。
ところで、ここで重要なのは数値とともに「行動プラン」の結果を入力することだ。これは単純に、実現できたか○×を決めるだけ。簡単なので毎日行なうのが苦ではない。
ただし×ばかりだと達成率が低くなる。そんなときはパソコン側のサイトで行動プランを変更するとよいだろう。このとき「日記」を入力できるのだが、達成できた理由やできなかった言い訳を書いておくと、あとで参考になる。達成しやすいプランを見つけたり、どんなプランが苦手か傾向に気付くこともある。
体重や日記はいつでも確認し、後から入力したり、修正することもできるので、深体創工房を使う前から記録を取っている人は、これまでの情報をさらに活かすことができるし、またケータイに入力できなかった、というときも気付いたときにすぐに入力が行なえる。