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物欲AVコモノ道 ― 第58回

15倍録画が可能なチューナーカード「GV-MVP/XSW」

2010年06月28日 14時38分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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 アイ・オー・データ機器から登場した「GV-MVP/XSW」(実売2万円前後)は、デジタル3波対応チューナーを2系統備えたPC用テレビチューナーカードだ。録画している番組をリアルタイムでH.264/MPEG-4 AVCに変換できるハードウェアトランスコーダーを搭載しているのが特徴。HDDをより有効に利用できる、注目の製品だ。


2番組同時にトランスコードが可能!

「GV-MVP/XSW」「GV-MVP/XSW」。PCとの接続はPCI Express x1となる

 HDDの大容量化と低価格化が相変わらず進んでおり、ベアドライブであれば最大容量の2TBでも現在1万円以下で販売される製品も現れている。

 こうした大容量HDDをフルに使い切る用途の1つとして挙げられるのが、地デジチューナーを利用したテレビ録画だ。地上デジタル放送では、MPEG-2 TS形式で圧縮された1440×1080ドットの解像度の映像が配信されている。ビットレートは最大16.85Mbpsで、HDDに録画すると1秒間あたり約2MBの容量を消費する。2TBのHDDを利用した場合、260時間程度の番組を録画できることになる。

 これだけのHDD容量があれば十分だと思うかもしれないが、実際に録画ストレージとして使ってみると意外と簡単に使い切ってしまう。これはDVD/BDレコーダーでも同様だが、とにかく気軽に録画できるため、番組表の中に少しでも気になるフレーズが含まれていると、つい録画ボタンをクリックしてしまうのだ。

 GV-MVP/XSWはそんな悩めるユーザーに救いの手を差し伸べてくれる製品である。デジタル放送のMPEG-2 TSをそのまま記録するのではなく、ハードウェアトランスコーダーによってリアルタイムでH.264/MPEG-4 AVC形式にトランスコードしてくれる。

 同社によればその圧縮率はなんと最大15倍であり、2TBのHDDをすべて利用した場合、約2800時間もの地デジ番組を記録できてしまう。

 2TBのHDDを実質的に30TBのものとして扱えるわけで、このインパクトは大きい。ちなみに最新のBDレコーダーの多くはMPEG-4 AVCによる長時間録画モードを搭載するが、その圧縮率は最大10倍となっており、GV-MVP/XSWの方が圧縮率は高いのだ。

基板上左側にシリコンチューナー、中央にトランスコーダー、右側にB-CASカードスロットが搭載されている基板上左側にシリコンチューナー、中央にトランスコーダー、右側にB-CASカードスロットが搭載されている

 GV-MVP/XSWの基板を見てみると、2つの地上デジタルとBSデジタル/110度CSデジタル用のアンテナ端子が伸びているほか、2つのシリコンチューナー、そして2つのハードウェアトランスコーダーが配置されている。ハードウェアトランスコーダーとして採用されているのは、富士通セミコンダクタの「MB86H58」だ。

 ハードウェアトランスコーダが2つ搭載されていることから分かるように、GV-MVP/XSWは同時に録画している2つの番組の両方をH.264/MPEG-4 AVC形式でリアルタイムに圧縮できる。2つの番組を録画する際に、どちらをH.264/MPEG-4 AVC形式で録画するのかいちいち悩む必要がないのはメリットだろう。

 必要なPCのスペックは、Pentium Dual-Core E2180(2.0GHz)/Core 2 Duo E4400(2.0GHz)/Core i3 530(2.93GHz)以上のCPUと1GB以上のメモリー(Windows XPの場合は512MB)、800MB以上の空き容量があるHDD、Intel G33またはAMD 780G(VRAM 256MB)以上のグラフィックス機能などとなっている。

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