仮想アプライアンスベースのVMware製品とSLESの親和性強化も図る
VMware、vSphereを対象にSUSE Linuxのサポートを提供
2010年06月14日 06時00分更新
6月10日、米ヴイエムウェアは米ノベルとのOEM契約を締結し、ノベルのサーバー向けLinuxディストリビューション「SUSE Linux Enterprise Sever(SLES)」の配布およびサポートを行なうと発表した。
これにより、VMware vSphere上で動作するSLESは、VMware vSphereのサポートとサブスクリプションの一部となり、パッチやアップデータを含んだSLESのサブスクリプションを受け取れるようになる。
加えて、SLESのテクニカルサポート権利をVMwareから購入可能になり、サポート環境の一本化が可能となる。
またヴイエムウェアは、今回の契約に基づき、SLES for VMware上で仮想アプライアンスベースのVMware製品をシームレスに導入できるようにしていく計画を明らかにした。
すでにVMware関連では、OSとアプリケーションがパッケージ化された構成済み仮想マシンである仮想アプライアンス製品が数多くある。
同社では、こうした仮想アプライアンス製品群を利用できるように標準化を施していく。そして、さまざまなソリューションの導入と継続管理の簡素化、さらに投資利益率の達成を可能にするとしている。