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後編:理科好き注目のタフカメラOptio W90

防水+インターバル撮影のW90で自然の変化を撮る

2010年04月30日 12時00分更新

文● 池田圭一

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 他社のタフネスコンパクトデジタルカメラにはない特徴を多数備えたペンタックスの「Optio W90」。前編で紹介した「デジタル顕微鏡モード」に加えてもうひとつ、「夏の自由研究」で活用したい興味深い機能がある。それが、後編でとりあげる「インターバル撮影」機能だ。

 なお、カメラ自体の主な仕様については、前編関連記事を参照していただきたい。


デジタルならではのインターバル撮影機能!

 インターバル撮影とは、「一定の時間間隔(インターバル)を置いて連続的に撮影する手法」のことであり、「微速度撮影」とも言う。一般的な映画やビデオでは、1秒間に24ないし30コマの連続した静止画を撮り、これを連続的に表示して動画にしている。対するインターバル撮影では、それよりも遅い速度(微速度)で撮って動画にする。

 例えば、10秒ごとの撮影を10分間続けると、撮影枚数は60枚。それを1秒あたり30コマで表示すると、2秒間の映像ができあがる。つまり、見た目では10分が2秒に短縮されるので、最終的な映像は300倍に時間を縮めて見えるわけだ。

 デジタルカメラが登場する以前のインターバル撮影は、長尺フィルムが利用できる特殊なスチルカメラや、映画撮影用のカメラを改造して撮影されていた。しかしデジカメ時代になると、メモリーやバッテリの許す限り何百枚もの写真を連続して撮るのが容易になり、この機能は数機種のデジカメに搭載されている。

 自然界の現象の多くは、ゆっくりと変化する。そこでインターバル撮影の特性を活かして、時間を縮めて見てみよう。特にOptio W90の場合、6m・2時間の防水・防塵・耐衝撃というアウトドア指向の特徴がある。野外に設置して長時間のインターバル撮影をしても、雨やホコリの心配をしなくていい。水中でのインターバル撮影も可能だ。

インターバル撮影の設定 インターバル撮影はプログラム、夜景などそれぞれの撮影モードで設定できる

 Optio W90のメニュー画面を開き、インターバル撮影項目を開くと、撮影間隔、撮影枚数、撮影開始時間を設定できる。間隔は10秒~99分まで(4分までは秒、99分までは分単位)、枚数は最大1000枚まで、撮影開始時間は即時~24時間後まで設定可能だ。

静止画の場合は最短10秒~最長99分まで 撮影開始時間の設定画面
静止画(写真)の場合は最短10秒~最長99分まで撮影間隔を設定できる撮影開始時間の設定画面

 「プログラム」や「夜景」などの撮影モードでは、1枚/連写/セルフタイマー/インターバルといったドライブモードがある。間隔や枚数はあらかじめ設定しておいてから、撮影時にドライブモードで「インターバル」を選べばいい。なお、インターバル撮影選択時にも、撮影間隔などは変更できる。


インターバル撮影で雲の動きを撮ってみる

 インターバル撮影では、ゆっくりとした変化や長時間の現象を、短時間で観察・確認するのを目的とすることが多い。例えば、夏休みの自然観察でおなじみの「アサガオの開花」や「セミの羽化」など、まともに観察していれば3~6時間かかるような非常にゆっくりとした変化を、数秒~数十秒の動きのある映像にして見やすくできる。

 長時間撮影のサンプルとして、天候の移り変わりを撮影したのが次の動画だ。プログラムモードで20秒ごとに660枚、計220分間にわたって撮影したものを、30fpsのAVI動画にし、最終的に22秒の動画にしている。220分を22秒に縮めているので、時間を約600倍に加速したことになる。太陽や雲の動きが手にとるようにわかる。

インターバル撮影中の例(撮影枚数が多いため、1920×1080ドットで撮影)。時間を600倍に縮めて、雲や太陽の動き、気象の移り変わりを短くまとめてみた。公開動画は画質があまりよくないが、これは素材から2度の変換を経ているため。

 同様に夕焼けを撮影したのが、次の動画だ。こちらでは10秒間隔でインターバル撮影しているため、雲の動きがより細かく表現できている。

10秒ごとに1枚撮影した計200枚(33分20秒)の写真を、同じ方法で約12秒のMP4動画にした。約167倍速で夕焼けの移りかわりを、滑らかに見られる。

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