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Silverlight採用で、たっぷり1GBのファイル共有サービス

話題の無料サービス「libura」が編集部を変える!?

2010年05月17日 10時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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liburaという選択

 それではliburaはどうだろうか? 実は「かなりいい線行っている」。これは率直かつ正直な感想だ。

 まず気に行ったポイントは、オンラインストレージの一種でありながら、対応する形式が豊富な点。ウェブブラウザー上で使うサービスであるにも関わらず、ビューア―機能も用意されており、登録した画像だけでなく、PowerPointやExcelファイルの中身まで直接見れてしまう。

登録したドキュメントのデータは画像のように、ページ単位でサムネイル表示できる。配置方法も4種類あり、全画面表示も可能だ

 また、画像はJPEGやPNGだけでなく、EPSの閲覧が可能な点も編集者にとってうれしい部分だ。

 もちろんビューア―機能は、会社のマシンにOfficeなど各種アプリケーションがインストールされていれば不要だが、ファイルの内容を確認するのが目的ならば、わざわざローカルに落として、アプリケーションで開く手間が省けるのは意外に便利だ。

 あまり頻度はないが、必要に応じてネットカフェの共有マシンなどOfficeがない環境でも、内容の確認ができる。

画像の下にサムネイルを表示してクイックにファイルの選択が可能(左)、付箋や吹き出しなどで注釈がつけられる(中央、右)

 文書そのもの編集はできないが、付箋や吹き出しでコメントを付加したり、写真の上に枠線を置いてこの範囲でトリミングといった指示も追加できるので、査読や校正の指示程度なら十分だ。

 UIもよく考えられており、複数のファイルをまとめて扱える。ウェブや雑誌の原稿では、テキストのほかに、記事内で使う画像も必要になるので、フォルダを切らず、記事単位で素材をまとめて扱えるのはあとから探す際にとても便利だ。

 なお、Liburaの公開設定は、標準では「一般公開」に設定されているので、情報漏洩を防ぐためにも最初は「非公開」でアップロードして、必要に応じて、グループ公開にしたほうがいいと思う。

グループ追加の手順。マイドキュメントタブをクリックするとメニューが開くのでグループを選ぶ(左)、左上の歯車ボタンを押す(中央)、グループの一覧が表示される。「グループ作成」ボタンを押すとグループを作成できる(右)

 ユーザー単位でグループ分けを行えるので、企画書やマニュアル類は部内で共有しておき、原稿料など重要な書類はある程度権限を持った社員にだけ公開するといった使い分けができる。作業途中のファイルをモバイルと社内でやり取りするといったプライベートな用途なら、非公開でアップロードし、自分だけが使えるようにすればいい。

Windows専用のアップローダー

libura for Windows

 ネオジャパンは、ウェブブラウザ以外へのliburaの対応も進めている。例えば、Windowsユーザー向けには「libura for Windows」が配布されており、ウィンドウに複数のファイルをドラッグ&ドロップするだけですぐにアップロードができる。

 Internet Explorerを使用すれば、ウェブブラウザーからもドラッグ&ドロップでのアップロードできるが、頻繁にファイルを登録するのであれば、より手軽なこちらを利用するといい。なお、libura for Windowsからファイルを上げる際の公開設定は、標準で「非公開」となる。

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