Woooの注目ポイントその2
Woooが2台あると相互に録画番組を再生できる
Woooがデジモノ好きに注目を集めるもう1つの大きな理由が、AVネットワークへの対応である。WoooのAVネットワークでは、DTCP-IP対応のDLNA機能により、著作権保護が施されたデジタル放送の録画データについても、ネットワーク経由で再生が可能である。
たとえば「P50-XP05」は映像配信のサーバー/クライアント両方の機能を持っており、Wooo同士などの対応機器間でHDD内の映像を相互に楽しむことができる(※6)。これはシングル録画の「HP05シリーズ」についても同じ機能が搭載されている。そこでもう1台「L26-HP05」をお借りしてテストした。
自宅にルーターなどが導入されていれば接続は簡単。双方のWoooを背面のLAN端子経由で接続するだけだ。あとはリモコンの[Woooリンク]ボタンを押すと現れるメニューから[AVネットワーク]を選択すると、もう一方のテレビが表示されるので、実際にタイトルを選ぶと再生がスタートする。なお設定したフォルダー名もそのまま表示される。
今回は有線のLANでテストしたが、ネットワーク経由での再生といっても映像が乱れたり音声が途切れるといったことはなく、快適に視聴できた。リビングのWoooで録画した番組を、寝室に置いたもう1台のWoooで再生すると特に便利だろう。
自室に置いたパソコンの中の音楽データやデジカメ写真を、居間のテレビで再生して楽しむという使い方も考えられる。特にWindows 7を搭載したパソコンであれば、OS標準のDLNA機能を使ってパソコンに含まれる写真や音楽、動画といったファイルを再生できる。
Woooをネットワークにつないでいれば、インターネット上のコンテンツも楽しめる。リモコンの[ネット]ボタンを押すと表示される「Wooonet」からは、「テレビ版Yahoo! JAPAN」へのアクセスも可能。「テレビ版Yahoo! JAPAN」内の「動画チャンネル」の視聴にも対応し、楽しめるコンテンツがさらに増えている。
現在注目が集まっている「アクトビラ ビデオ・フル」ももちろん利用できる。アクトビラ・ビデオには一般的なストリーミング型に加えて、コンテンツをダウンロードして楽しめるダウンロード型の2つのタイプがあるが、「P50-XP05」はその両方に対応。そのダウンロード型を利用している「TSUTAYA TV」ではハイビジョン画質の映画などを購入/レンタルできる。
※6:AVネットワークを利用する際は、ルーターまたはハブへの接続が必要です。WoooはDTCP-IP(著作権保護技術)をサポートしたコンテンツ配信機能(サーバー/クライアント機能)を搭載しています。すべての機器との接続を保証するものではありません。PCでWoooに録画した映像を再生するには市販のPC専用ソフトが必要です。なお、録画したアナログ放送は配信できません。またDTCP-IP非対応のDLNA機器では再生できません。PCに保存した写真や動画をWoooで再生するには、PC専用ソフトをダウンロードする必要があります(ユーザー登録者は無償)。1台のWoooでネットワーク経由での視聴と配信を同時に行なうことはできません