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これなら手が届く!敷居の低い12/24TB NAS

ReadyNAS 3200の管理者フレンドリー度を探る

2010年03月29日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp 協力●ネットギアジャパン

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ネットギアの「ReadyNAS 3200」は12台のHDDを搭載可能な2Uのラックマウント型NAS(Network Attached Storage)だ。ラックマウント型というだけで敷居の高さを感じるユーザーも多いかも知れないが、実は個人・SMB(Small Medium Business)向けのNASと同じユーザーインターフェイスで操作も簡単。その管理者フレンドリーぶりをしかと見てもらおう。

社内にNASが点在しているなら
検討したいReadyNAS 3200

 安価なファイルサーバー専用機であるNASは、多くの企業や組織にとってなくてはならない重要なデータの格納庫となった。しかし、2TBや4TBクラスのデスクトップ型のNASがあちこちに散在し、管理しきれなくなっているという企業も多い。安価だからといってNASを部門単位で導入すると、管理や運用が面倒になるし、バックアップにまで手が回らない。結果として、重要なデータを消失してしまったり、サーバーがダウンしてしまうといった事態にもつながってしまう。こうした複数のNASを統合するのに最適なのが、今回紹介するネットギアのReadyNAS 3200である。

12台のHDDを搭載するラックマウント型NAS「ReadyNAS 3200」

 ReadyNASはネットギアのNASブランド。CIFS/AFP/NFSなどのファイル共有プロトコルをサポートしており、WindowsやMac、UNIX/LinuxのPCから簡単にファイルサーバーとして利用できる。また、ReadyNASではRAIDレベルを自動的に設定する「X-RAID2」という独自技術を搭載している。X-RAID2を使えば、ユーザーはReadyNASを停止させることなく、ディスクを増設し、ボリュームを自動的に拡張することができる。低価格でありながら、企業での高い信頼性の要件に応えられる製品といえる。

 

 ただ、今までのReadyNASは、2スロットの「ReadyNAS Duo」や4スロットの「ReadyNAS NVX」、そして6スロットの「ReadyNAS Pro」など個人・SMB向けのデスクトップ型製品が中心で、ラックマウント型は4スロットの「ReadyNAS 2100」しかなかった。しかし、先頃発表されたReadyNAS 3200は2Uのラックマウント筐体を採用し、最大12台のHDDを搭載できる。2TBのHDDのモデルでは、最大24TBまで搭載可能だ。さっそく、どのような特徴を持っているのか見てみよう。

マルチコアCPUの導入で
高いパフォーマンスを実現

 ReadyNAS 3200はインテルのマルチコアCPU「Core2 Duo」を採用し、高速な処理能力を実現している。メモリも4GB搭載し、ホットスワップ可能な二重化電源を採用するなど、ハイエンドモデルならではの高いスペックを誇る。ネットワークはもちろんギガビット対応で、2本の物理リンクを束ねて広帯域化・冗長化を実現することが可能になっている。

前面には12スロットのストレージスロットが用意されている。背面は冗長化電源やネットワーク、USBポートも搭載する

 データ保護に関しては、RAID 0/1/5/6など各種RAIDレベルをサポートするほか、内蔵のバックアップマネージャによるフル/増分バックアップ、ある時点のデータを保存するスナップショット、別のReadyNASへのレプリケーション機能なども備えており、まさに万全。もちろん、ReadyNASならではのX-RAID2により、停止することなく、ボリュームを拡張できるほか、Flex-RAIDという機能により、手動でRAIDレベルを選択することも可能だ。バックアップメディアもLAN経由のファイルサーバーのほか、USBの外付けHDDなどが選択できる。

 さらにiSCSIをサポートしているのもユニークだ。iSCSIを用いることで、LANスイッチを介して、サーバーに対してボリュームを割り当てることが可能だ。いったん割り当ててしまえば、ローカルディスクと同様に扱えるので、VMwareやMicrosoft Exchangeなどのストレージとして問題なく利用できる。最新版OSにはiSCSI接続に利用するためのイニシエータがインストール済みということも多いので、導入も比較的容易だ。

 このように、ReadyNAS 3200は社内のファイルサーバーやNASの統合に最大限の力を発揮する。

(次ページ、軽快なレスポンスと使いやすいGUIツール)


 

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