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もしかしたら、仕事に必須のツールになる!?

タダ!そして高機能な文書共有サービス「libura」

2010年03月08日 09時00分更新

文● 吉川大郎/TECH.ASCII.jp

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社外のスタッフとコラボレーション
吹き出しを付けて意見を交換できる

 liburaのうたい文句は“New Communication Style”である。その意味するところは、アップロードしたドキュメントに対してコメントを付けられる点。このコメントは、ドキュメントそのものに対してではなく、ドキュメント内の特定の箇所に付けられるというスグレモノだ。付加できるコメントは、吹き出しのほか、リンクを付ける「リンクピン」や、重要なページに印を付ける「しおり」、そして線を引いたり四角や丸を記入する「図形」を選べる。これらのコメントは、「一般公開」、「限定公開」、「非公開」の3パターンを選べるから、ドキュメントは公開しているがコメントは自分だけのメモに留めておく……という使い方ができるようになっている。

コメント

家の間取り図に付けられたコメントの例。こうしたイメージファイルだけではなく、Microsoft Officeファイルにもコメントを付けられる。社外スタッフとのやりとりに有効だ

ケータイやiPhoneから閲覧する
Windows用専用ソフトもアリ!

 liburaではWebブラウザ以外への対応も進んでおり、使い勝手を向上させている。たとえばWindowsユーザーにはアップロード専用のアプリケーション「libura for Windows」が配布されており、これを使うことで、ドラッグ&ドロップでのファイルアップロードが可能だ(Internet Explorerを使用すれば、Webブラウザからもドラッグ&ドロップでのアップロードができる)。なお、libura for Windowsは、.NET版(.NET Framework 3.5 SP1使用)と非.NET版が用意されている。

libura for Windows

libura for Windows

 さらに、携帯電話対応では、主要3キャリアに対応。Flash対応機種であれば、Flashビューアを利用しての閲覧が可能だ。また、Xhtml対応機種でのドキュメント参照もできる。ただし、携帯電話からはドキュメントのアップロードや変更/削除は不可能だ。そして、もちろんiPhoneにも対応をしている。iPhoneでliburaに接続すれば、iPhone用のインターフェイスでliburaが利用可能となっている(アプリではない)。

 liburaは、ドキュメントのやりとりという意味では、たいへん実用的なWebサービスだ。Pentium-M 1GHz、メインメモリ760MBという非力なPCでアクセスしてみたが、まったく問題なく動作した。ネオジャパンは、社外とのファイルのやりとりに「desknet's DAX EXTRA」というソリューションも用意しているが、DAXは種類を限定しないファイルの安全なやりとりに特化しているのに対し、liburaの場合は1つのドキュメントを使った“コラボレーション”に適した存在になっていると言える。何より嬉しいのは、現在無料で使用できるところだ。ドキュメントに書き込みができることから、想定される使用例は大きくふくらむだろう。その軽さと多機能性に触れるだけでも、アクセスしてみることをおすすめする。

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