メニュー画面の見やすさや操作感はどうか?
続いて、メニュー画面も見ていこう。従来からタッチパネルを採用しているソニーだが、今春のモデルからスライド操作にも対応。撮影した映像の一覧などでは左のスライドバー部分をなぞることで上下のスクロールが行なえる。
タッチ操作のために画面内に表示できる機能の項目は少なめになってしまうが、新モデルでは「マイメニュー」でよく使う項目を動画/静止画/再生用のそれぞれ6項目登録できるようになるなどの改善が図られた。
今春モデルから「HF S21」と「HF M31」でタッチパネルを採用したキヤノンは、最後発ながらもスライド操作に対応。メニュー画面のデザインも従来モデルを継承しつつ、項目の選択などはタッチしやすいサイズの大きなボタン表示になるなど、変更が加わっている。機能項目の一覧などは割と細かい表示で、選択できるか不安になるのだが、スライド操作でスムーズに項目の移動ができるため、操作感はかなり良好。
もっともユニークなのが、再生時のサムネイル一覧。静止画が立体的に重なった状態で表示され、スライド操作でページをめくるように画像を切り換えていく。これぞ、タッチパネル操作と言いたくなる直感的なもので、使用感も最も優れていると感じた。欲を言えば、「HF R10」にも搭載して欲しかった。
パナソニックは従来からのタッチパネル操作を継承している。スライド操作には対応していないが、項目のボタン表示は比較的大きめだし、スタイラスも付属するので押し間違えてしまうことも少ない。使っていて特に不満を感じることはないのだが、ライバルに対抗してスライド操作への対応も期待したい。
ビクターは、画面左側にあるスライドバーと、画面の下にあるボタン操作を組み合わせてメニューを操作する。タッチパネルに比べると煩雑な印象はあるが、前述のとおりメニュー画面の項目選択が基本的に上下のスライド操作だけで行なえるので、案外使い勝手はいい。特にコンパクトなサイズのモデルではボタンの押し間違えなどもないので、ムリにタッチパネルを採用する必要はないとさえ思えた。内蔵メモリーやバッテリー残量などのグラフィカルの表示も見やすく便利だ。
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