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不正プログラムを配布するWebサイトへのアクセスを防止!

トレンドマイクロ、ヤマハ「SRT100」にWebセキュリティ機能

2010年01月29日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 1月28日、トレンドマイクロとヤマハは、ヤマハファイアウォールルータ「SRT100」にトレンドマイクロの「Webレピュテーション」と「URLフィルタリング」機能を実装すると発表した。提供開始は2月下旬の予定で、対応ファームウェアをSRT100に導入して利用する形となる。

ファイアウォールやVPN、IDS/IPSなどの機能を搭載するヤマハの、「SRT100」

 SRT100は、2007年4月に発売された、従業員数100名以下の中小企業や事業所向けのルータ。2008年に両社の連携として、LAN内部のPCにインストールした「ウィルスバスターコーポレートエディション 8.0以降」と「Trand Microビジネスセキュリティ5.0」のセキュリティポリシーを監視し、ポリシーに反するPCを検出する「QAC/TM機能」を提供している。

トレンドマイクロとヤマハの協業第1弾として登場した、簡易的な検疫ネットワーク機能「QAC/TM」(トレンドマイクロのWebサイトより)

 今回の2機能の提供は、これに続くもの。Webレピュテーションは、Webサイトの評価基準に基づいてWebサイトの危険度を判別し、不正プログラムの配布を行なう危険なWebサイトへのアクセスを防止する。また、URLフィルタリングは、業務に関係ないWebサイトなどへのアクセスを阻止する機能だ。

社内の不適切なPCによるインターネット利用を防止する「QAC/TM機能」に対し、Webレピュテーション/URFフィルタリングは(適切なPCによる)不適切なWebへのアクセスを防止する(同)

 WebレピュテーションとURLフィルタリングを提供する「Trend Micro Standard Web Security for Yamaha」と、Webレピュテーションのみの「Trend Micro Web Security for Yamaha」を用意。1台あたりの価格は、前者が6万円で、後者が3万円。どちらも1年間のスタンダードサポートサービスを含む。

 2年以降もバージョンアップやパターンファイルのアップデートなどのサポートサービスを利用するには、1年ごとの契約が必要となる。この際の料金は、初期費用と同額となる(Trend Micro Standard Web Security for Yamahaであれば、毎年6万円が必要となる)。

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