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トレンドマイクロによる想定価格は、1サーバーあたり年間10万円前後

運用管理を代行!中小向けサーバー保護「あんしんパック」

2012年02月09日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 2月8日、トレンドマイクロは中小企業向けのサーバー保護「Trend Micro Deep Securityあんしんパック(TMDSあんしんパック)」を発表した。不正プログラム/脆弱性攻撃対策のソフトウェアとこれをリモートで運用管理するサービスを組み合わせたソリューションだ。

サーバーに導入するソフトウェアとサービスを組み合わせた「Trend Micro Deep Securityあんしんパック」

 ベースとなるのは、ファイアウォールやレジストリ変更監視など多くの機能を持つ統合型サーバーセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security」だ。TMDSあんしんパックでは、Trend Micro Deep Securityの中でも脆弱性を悪用する攻撃に対してサーバーを保護する「仮想パッチによる脆弱性対策」、不正プログラムへの対策(ウイルス対策)に特化。これに、インターネット経由で運用管理を代行するサービスをセットにしている。サーバーに「Deep Securityエージェント」をインストールし、オペレーターに連絡することで、遠隔からサーバーの脆弱性をスキャンする仕組みだ。

 初期導入時や運用時に管理者が行なう作業を最小限に抑え、保有するサーバーが少ない企業などでも、セキュリティ対策を効率的に管理・運用できるのが特徴だ。Trend Micro Deep Securityを導入した企業では、多数用意されている仮想パッチ(IPSのパターン)のどれを適用すればよいのか悩むケースもあるというが、TMDSあんしんパックはサーバー上に存在する脆弱性を悪用する攻撃を防ぐために適切な仮想パッチ(IPSのパターン)のみを適用するため、こうした悩みも生じないという。

 TMDSあんしんパックの提供はトレンドマイクロのパートナー各社が行ない、価格も各社の設定。トレンドマイクロによる想定価格は、1サーバーあたり年間10万円前後だという。

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