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低価格バックアップ&リカバリ製品の新版

日本IBMの「FastBack」も重複除外を標準搭載へ

2010年01月18日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 1月13日、日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は「IBM Tivoli Storage Manager FastBack」の新バージョンを発表した。

IBM Tivoli Storage Manager FastBackのコンソール

 日本IBMの「IBM FastBack」はブロック単位でのバックアップとリカバリを実現するソフトウェア。大企業の部門サーバーや中堅企業、リモートオフィスなどに最適な低価格な製品で、仮想化環境にも対応。障害時でも使用していたアプリケーションのデータを優先的に復旧させる同社独自の機能により、短期間でシステムを利用可能に戻せる。

 今回発表された「IBM FastBack V6.1」では、新たに「データ重複削減機能」と呼ばれる重複除外機能を標準搭載。ファイルサーバーなどで重複しているデータを複数保持しないことで、必要なストレージ容量を約40%削減できるという(IBMによる試算)。また、従来からサポートされているWindowsに加え、今回からLinuxにも対応した。

 また、PCやワークステーション上のファイルをサーバー側に自動バックアップするIBM FastBack for Workstations V6.1」や、OSを含むシステム領域のデータ保護・復旧機能を提供する「IBM FastBack for Bare Machine Recovery V6.1」、Microsoft Exchange上の電子メールや添付ファイル、カレンダー、連絡、タスク管理などを保護・復旧する「IBM FastBack for Microsoft Exchange New V6.1」も同時に提供する。

 価格は「IBM Tivoli Storage Manager FastBack V6.1」が8万6900円から(100VU(Value Unit)単位の場合)。

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