自社クラウドにFalconStor Version7 プロダクトスイートを組み合わせ
日立ソリューションズ、自社製クラウドを代替サーバーにするDR
2012年01月11日 06時00分更新
1月10日、日立ソリューションズはファルコンストア・ジャパンとバックアップ/リカバリ製品群「FalconStor Version7 プロダクトスイート」の販売代理店契約と締結。日立ソリューションズのプライベートクラウド「SecureOnline 出前クラウドサービス」を組み合わせたディザスタリカバリソリューションの提供を開始すると発表した。
FalconStor Version7プロダクトスイートは、
- FalconStor CDP
- FalconStor NSS
- FalconStor VTL
- FalconStor FDS
- FalconStor SIR
で構成されるディスクベースバックアップ/リカバリ製品。重複除外技術、グローバル重複除外リポジトリ、HA機能などに対応し、ファイルデータとブロックデータ双方のバックアップ最適化を提供するという。
特に、FalconStorデータ保護ソリューションスイートの中核を担う「FalconStor CDP」は、ブロックベース差分検出機能を用いた継続的データ保護を実現することで、増大するデータ量によるバックアップウィンドウに対する懸念に対処。万一の復旧においても、システムやアプリケーションを仮想・物理環境と連携して即時に再開する仮想復旧機能により、単純な障害か大規模災害かを問わず、ごく短時間でのビジネス再開を実現するという。また、「FalconStor RecoverTrac」により、自動化されたディザスタリカバリを実現し、データへのアクセスとビジネスの継続を確実にするとしている。
今回発表されたソリューションでは、「FalconStor CDP」をベースに、障害発生時の代替サーバーを従量課金の「SecureOnline 出前クラウドサービス」で構築する。これにより、代替サーバーにかかる初期投資を抑え、ディザスタリカバリを実現するシステムをワンストップで提供する。