このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

ホットなCULV機に、クールな1台が登場

ASUS UL20Aに見る、モバイルへのこだわり

2010年01月09日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部/後藤宏

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Windows 7を最初に体験するのに有力な1台

 さて、ここまで本製品のデザイン性の高さ、仕様の充実度に焦点を絞って紹介してきたが、いかがだっただろうか?

 アルミ素材を利用し、ヘアライン加工を施したデザイン性の高いボディー。CPUにCULVを採用し、Microsoft Officeがストレスなく動作するマシンパフォーマンス。そして、薄型軽量ながらも長時間駆動を実現したバッテリー性能。いずれの面でも、モバイルノートとして高い水準に到達している。

左側面にはUSB×1と外部ディスプレイ出力、有線LANのほか、メモリーカードスロットを搭載。薄型の本体ということもあり必要十分な選択だろう

 各社が販売しているCULV搭載の薄型ノートだが、単純に仕様だけを比較した場合では、共通点が多くなかなか選びにくい現状がある。

 そんな中、ASUSのUL20Aは、不快な操作感を極力排した独自の排熱機構や豊富なユーティリティー群、そして利用シーンを選ばず、質感も高いデザインなどが差別化要素となる。さらに単純な機能や性能ではなく、モバイルでの使用感をとことん突き詰めていこうという開発陣のこだわりが十分に伝わってくる点も競合に対する大きな優位点と言える。

 また、本製品は価格面でも衝撃的な製品だ。ほんの1~2年前の感覚で、このスペックの製品が提示されたら、おそらく10万円台後半から20万円前後の値付けを想像したのではないだろうか。しかし、UL20Aの実勢価格は6万円前後。安く売られているオンライン通販サイトや、量販店のポイントなどを組み合わせると、5万円程度の値付けの場合もある。

 性能面では、10万円台後半以上の本格派モバイルノートに肉薄する。あえて差を見出すとしたら、堅牢性やセキュリティー機能だろうか。とはいえビジネスコンシューマーを含めた、個人の利用を中心に考えるなら、必ずしも必要ではない機能だ。逆に機能を絞り込むことで、ズバ抜けたコストパフォーマンスを得たといっても過言ではない。

 64bit版のWindows 7をプレインストールしていることもあり、Windows 7の魅力を知る最初の製品として購入するのにも最適だ。少なくとも、現在モバイルノートの購入を検討するユーザーにとって、有力な選択肢の1つとなることは、間違いない。

ASUS UL20Aの主な仕様
CPU Celeron SU2300 (1.20GHz)
メモリー 2GB(PC2-6400、空きスロット×1)
グラフィックス Intel GS45 Expressチップセット内蔵
ディスプレー 12.1型ワイド 1366×768ドット
ストレージ HDD 320GB
無線通信機能 IEEE 802.11b/g/n
サイズ 幅296×奥行き210×高さ25.9mm(最薄部12.1mm)
質量 約1.56kg
バッテリー駆動時間 約7.4時間
OS Windows 7 Home Premium 64bit正規版

■関連サイト

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン