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バージョンアップしても、価格は据え置き300円

xfy Plannerは情報管理ソフトの新星になるか?

2009年10月29日 09時00分更新

文● 吉川大郎/TECH.ASCII.jp

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「1つのソフトでタスク管理、スケジューラ、ガントチャートの全部ができて、しかもそれらのデータは連動するんです! 普段仕事をするんだったらこうするはずだ、という作業手順をきちんと実現したものを作っているんです!」

 ジャストシステム新規事業企画開発部 パーソナル事業グループ グループ長 岩田浩史氏は、同社の個人向け情報管理ツール「xfy Planner」についてアツく語る。xfy Plannerは、本日バージョンアップをした。コンセプトは、「シンプルに使い始められる」ことだ。

xfy Planner

xfy Planner

岩田浩史氏

ジャストシステム 岩田浩史氏

 xfy Plannerは、ジャストシステムのXMLデータ編集アーキテクチャ「xfy technology」の上で作成されたシステム手帳ライクなアプリケーションであり、スケジュールやタスクを含んだXMLデータを作成・編集し、「リフィル」と呼ばれるビューアによって、さまざまな角度からデータを閲覧・作成・編集できるデスクトップアプリケーションだ。

 簡単に言えば、「タスクリスト」リフィルに記入したタスクは、そのまま「スケジューラ」リフィルに予定として反映され、今度はスケジューラ上で予定を移動させれば、自動的にタスクリストも変更されている。今度はガントチャートを表示してそれぞれのタスクを関連づけ、それらをいっぺんにリスケする……という使い方ができてしまう。

 xfy Planner上のデータに、どのリフィルで変更を加えても、ほかのリフィルに反映されるようになる。上記したようにデータが単一であるため当然と言えば当然なのだが。

 つまりxfy Plannerは、「リフィル」という機能を付け足すことで無限大に進化するものであり、しかもすべてのリフィルが同じデータを参照するから、情報の多角的な活用が可能なアプリケーションと言える。

スケジューラ

スケジューラ

 現在は、スケジューラだけで15種類、合計で40弱のリフィルが用意されているのだが、逆に言えば、冒頭の岩田氏のセリフ通り、数個のみのリフィルから使い始めることで、シンプルな使い勝手を実現できるわけだ。ユーザーによって、マニアックにもシンプルにも使えるのが、xfy Plannerの特徴だ。

 「Webサービスや他のソフトとのデータ連係もできますよ!」(岩田氏)。XMLという土壌を持つxfyの思想として、独自のデータ形式は使わずに、Webベースでやりとりされているv-calやv-cardといった標準のデータ形式を基本にして、将来的にも連携の自由度を高くしている。

(次ページ「これを読んだら使いたくなる! xfy Plannerバージョンアップのポイント」に続く)

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