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まなめの「週刊Twitterなう!」 第15回

東京に新たな町「粒谷区」が誕生?

2009年10月21日 16時00分更新

文● まなめ

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まるでTwitterのタイムライン
「カオスすぎる」ユーザー交流イベントが開催(15日)

 15日夜、Twitterユーザー交流イベント「Tweetup Tokyo 09 Fall」が開催され、Twitterの創業者の一人であるBiz Stone氏や、経済評論家の勝間和代氏などが登壇した。Windows用Twitterクライアント「Twit」やケータイ向け写真共有サービス「携帯百景」開発者の講演なども行なわれ、集まったユーザーは400人に及んだ。Twitterで告知された一般ユーザーの参加枠は300人だったが、3時間半で埋まったという。

Twitter公式ブログの「Tweetup Tokyo 09 Fall」告知記事

 Biz氏の基調講演では、Twitter誕生の経緯から今後の展望までが語られた。Twitter誕生のキーワードは「Happy mistake」。プロトタイプの構築に2週間かかり、いざ作ってみたところ「Twitterは楽しいが役に立たない」という評判だった。そのTwitterが大きく広まったのは「技術の勝利ではなく、人間性の勝利」と話した。

 イベントに参加したユーザーは、Twitter上で「創業者や勝間さんなどの著名人が話したところで、拝聴するではなく、ユーザー同士の盛り上がりの方が勝っていた」「運営サイドが望むあり方と併存する形で、ユーザーが望む自由な使い方があることが分かった」と話した。

 Twitterのタイムラインのように、ユーザー間のコミュニケーションが主体の「カオスすぎる」イベントだという声もあった。

 また「これだけ多種多様な人々を一つのインフラで結びつけてしまえるのがTwitterの強み」「アイコンを写真にしたおかげで多くの人に声をかけてもらえた」という声がある一方で、「公式ハッシュタグは事前共有が必要」「プレゼンをじっくり楽しむために椅子を用意してもらいたい」「プレゼンだけでなく歓談タイムが欲しかった」といった要望も挙がった。

 イベントの様子をUstreamなどで見たユーザーや、後日放送されたNHKでのTwitter特集番組を見ていたユーザーからは「行きたかった」「なんかくすぐったい感じ」という声が出ていた。


公式モバイルサイト「twtr.jp」開始(15日)

 15日、Twitterのモバイル版公式サイト(ベータ版)「twtr.jp」が開始した。

 海外端末用のモバイル版Twitterはこれまでもあったが、今回から日本のケータイに合わせ、絵文字入りのつぶやきや、第三者に読まれないダイレクトメッセージの送受信、プロファイル情報の更新などができるようになった。なお、ウィルコムでは公式コンテンツに採用している。

twtr.jp告知ページ。QRコードからアクセス出来るようになっている。「ウマレル!」というコピーが目を引いていた

 実際に使ったユーザーからは「見やすい」「APIを消費しない」といった好感触の声が聞かれたほか、「これでmixiの人にTwitterを勧めやすくなる」「一層Twitterユーザが増えればいい」「絵文字に対応したのは、女子高生をターゲットにしてるのかな」など、ケータイ世代への普及を期待する声も上がった。

Twitterのつぶやきを保存するサービス「togetter」でまとめられたTwitterモバイルサイトの呼称候補。「ケーツイ」「モバツイ」などのネーミングが人気を集めた

 また「モバイル版公式サイト」というのは言いづらいという声もあり、ユーザーが独自に呼称を考え、「もばったー」「ハムつい」「ケーツイ」「モバツイ」などのネーミングが人気を集めた。中には今回のモバイル版の広告バナーで「ウマレル」というキャッチコピーがあったことから、「ウマレル」という呼称がいいというユーザーもいた。

 一方、「モバツイッター」や「Movatter」など、ケータイから閲覧・投稿できるサードパーティのアプリが充実していたこともあり、RT(引用発言)ができない点を指摘する声や「返信とお気に入りまでのクリック数を減らして欲しい」「カタカナを半角カナにしないで欲しい」など、多くの要望もあがった。

 今回のモバイルサイトについては、その晩の「Tweetup Tokyo 09 Fall」で開発チームから説明があった。それによれば今回のサービスはまだベータ版で、新規アカウントの取得や写真投稿機能など、徐々にコンテンツ追加されていくとのことだ。

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