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正義を貫く男・恩地の生き様を見よ

映像化不可能と言われた大作 映画「沈まぬ太陽」10月24日公開!

2009年10月01日 06時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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沈まぬ太陽

(C)2009「沈まぬ太陽」製作委員会

 高度経済成長期の1960年代から、バブル経済という大輪の華が昭和とともに終焉を迎えたつつあった1980年代後半まで。ひたすら右肩上がりの成長しか経験してこなかった日本社会が、21世紀という荒波を迎えるにはあまりに脆弱だったのか。

 ――いまこのタイミングで公開を迎えるとは、神の悪戯か時の運命か。

 山崎豊子という作家は、膨大な取材量と鋭い洞察眼によって、あたかも未来を見通したかのような社会派ドラマをいくつも小説として発表してきた。中でもこの「沈まぬ太陽」は、中東からアフリカへの左遷人事、日本に戻ってきてすぐに直面するジャンボ機墜落事故、そして政治の舞台で駆け引きに利用される会長室人事――とても映像化は困難と思われていた。それがついに、映画化される。


「沈まぬ太陽」

10月24日より全国拡大ロードショー
(C)2009「沈まぬ太陽」製作委員会

沈まぬ太陽

(C)2009「沈まぬ太陽」製作委員会


原作:山崎豊子『沈まぬ太陽』(新潮文庫刊)
出演:渡辺 謙 三浦友和 松雪泰子 鈴木京香 石坂浩二
製作総指揮 角川歴彦 監督:若松節朗 脚本:西岡琢也 音楽:住友紀人
製作:『沈まぬ太陽』製作委員会
製作プロダクション:角川映画
配給:東宝


あらすじ

 国策企業として右肩上がりの成長を続けてきた空の巨人・国民航空。その巨大な労働組合委員長として、恩地 元(渡辺 謙)は、ただ自らの正義を貫いただけだった。組合員の生活を守るだけでなく、空の安全も考えれば恩地の行動に何ら非はなかった。

 しかし、恩地の行動は会社(経営)側から疎んじられ、組合の分断工作によって味方をも失い、ただ一人はるか遠方への赴任を命じられる。かの地・ケニアで地平線に沈みゆく太陽を見て、恩地は自分の生き方を見つめ直す。不器用なほどに真っ直ぐにしか生きられなかった恩地が、日本に復帰して直面した現実は、しかしあまりにも悲惨なものだった。

 航空史上最悪のジャンボ機墜落事故。

沈まぬ太陽

(C)2009「沈まぬ太陽」製作委員会

 遺族対応の最前線に立ち頭を下げる恩地だが、役員幹部、政府官僚というさらなるパワーゲームが彼の身をなおも翻弄し続ける……。


読者プレゼント 50組100名様に劇場鑑賞券!

 10月24日にロードショー公開される映画「沈まぬ太陽」の劇場鑑賞券をペアで50組100名様にプレゼントします。締め切りは10月14日24時。ご当選者には後ほど編集部よりご連絡させていただきます。

本件はプレゼント募集を終了いたしました。多数のご応募、ありがとうございました。

沈まぬ太陽

(C)2009「沈まぬ太陽」製作委員会


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