日本国内の利用者が100万人を突破したと報道されたTwitter。今後はかつてのブログやSNSと同じく、企業によるTwitter利用が当たり前となっていくかもしれない。
あなたのアカウントの効果を測定
米Twitterと資本提携し、国内のTwitterサービスを展開するCGMマーケティングは、9月16日にTwitterの企業向けアカウント運営支援ツール「Tweetmanager β版」を公開した。
Tweetmanager β版の主な機能は以下の通り。
- 発言の日時指定配信や、発言に付与したURLのクリック数の測定
- 自社アカウントをフォローしているユーザーの一括フォロー、一括返信、フォロワー数推移の一元管理
- 登録した企業の発信するRSS情報を利用した、Twitterへの自動的な更新情報発信
イメージ的には「Twitter用のCMS」(Contents Management System)に近いとうたっているが、今後は開発段階の「フェイズ2」として検索機能を強化する。
バズを生かしたマーケティングツールとしての進化も
検索機能が強化されれば、自社の商品/競合製品がどのように書かれているのか? といったことが分かるようになる。CGMマーケティングによると、Googleの検索は過去に蓄積されたデータを結果として表示するものだが、Tweetmanagerの検索はリアルタイムで騒がれているものを反映していくものだという。
フェイズ2では、検索のほか、つぶやきをデータマイニングする「レピュテーションマネジメント機能」や、1企業で複数アカウントを使う場合(たとえば、顧客サポートとオンラインショップ、製品ごとのアカウントを作るなど)を考えて、マルチアカウント機能をサポートする。
Tweetmanagerの開発予定は「フェイズ3」まで用意されている。フェイズ3の実現はかなり先になるとのことだが、ブログ検索やソーシャルメディア検索機能を取り入れ、ソーシャルメディア全体のマネージメントができる仕組みにするのだという。