BGMを決め、実際に「踊る」アニメーションを入れる
それではいよいよBGMを設定し、実際にキャラクターを踊らせてみることにしよう。
まずはセットメニューの「ミュージック」からBGMを指定する。面倒がりの筆者はプリセットのダンスミュージックを駆使することにした。もちろんオリジナルのMP3をインポートして使うことも出来る。
BGMが決まったら、踊りのモーションを指定する。もちろんイチから作ることも出来るが、ここでも面倒がりのクセを出し、まずはプリセットを利用させてもらうことに。「アニメーション」メニューの中に、「ダンス」や「アイモーション_ダンサー」ディレクトリなどにダンス用のモーションが用意されている。
サムネイルをダブルクリックするとプレビューするので、好みの動作を選んでいく。ここでは、一風変わったダンスモーションを集めた「ダンス」や「その他」のディレクトリからモーションをいくつか取り込んでいくことにした。
アキバ系アイドルイベントでよく見かける観客のモーション(いわゆる「オタ芸」)やちょっと前に流行った「ウッーウッーウマウマ」ダンス、またマイクを持った状態でメロイックサインを目の前に掲げる、「キラッ☆」で知られるポーズなどもプリセットされている。言葉で説明しても分かりづらいと思うので、ここはひとつ、動画で見てみてほしい。
とはいえやはりプリセットだけというのも味気ないので、自分でもモーションを作ってみることにする。まずは「アニメーション」メニューの右ペインから「モーション編集」をクリックする。
キャラクターの体から動かしたい部分を選び、画面上でぐりぐりと動かす。完成したら画面下のタイムラインを進め、次のモーションを追加する。するとソフト側でその間の流れを補完し、自動的にダンスが出来上がるようになっている。ラクすぎて困る。
音楽とダンスの動きをうまく合わせるには、画面下からタイムラインを呼び出してモーションのつなぎ目をドラッグして調整すればいい(ただし、タイムラインはPRO版のみの機能)。
今回は使わなかったけど、通常の「エディターモード」を画面下のボタンで切り替えた「ディレクターモード」では、上下左右のカーソルキーでキャラクターを動かし、ボタンクリックでモーションを指定することが出来る。まるでゲームをプレイするような感覚で動画が作れるので、驚くほどとっつきやすい。